お題『もう二度と』
「もう二度と」という言葉の響きが強すぎる。
もう二度と遅刻しない、もう二度と酔いつぶれたりなんてしない、もう二度と人を困らせることは言わない、などなど。
だが、「もう二度と」と言ってる時に限って忘れた頃に同じ失敗をしてしまうものだ。
だから「もう二度と●●しない」と決意するのではなく、そういうことは考えずに気楽に行きていくのが一番いいのではないかと思う。
という、自戒もこめて。
お題『bye bye…』
このアプリを始めてちょうど一年が経った。
ほぼ毎日作品というにはあまりにも気軽すぎるんだけど、文章を人の目に触れられる場所に上げ続けることができた経験は自己肯定感が高まる。
だから一年経ったら投稿を終えて、本格的にちゃんとした小説作品を書こうかなとかそう思っていたのだが、もしかしてお題ってランダムなのかな? 一年経ったら別のお題がちゃんと出てきたのだ。
なのでまだまだこのアプリにお世話になることになると思う。気が済むまでお題が出たら書くスタイルで行こうと思う。
それに習慣化していたものだから急にやめると気持ちが悪いしね。
お題『君と見た景色』
記憶をなくした、という君にいろいろ写真を見せていく。
君と出かけた海、君と出かけた遠い街の風景、船の上でいたずらっぽく笑う君。
それを君は初めて見たかのような顔をして眺めている。
「私はなにも覚えていないのですが……写真に写っている私はとても楽しそうですね」
その言葉だけでなんだか救われた気がして、顔をわずかにあげ、鼻の奥がつんとして口元がへの字になってしまいそうになるのをこらえた。
お題『手を繋いで』
迷子になっていたら知らないお兄さんが目の前に現れて手を差し出してきた。
『知らない人についていってはだめ』
ママからそう言われてきた僕は警戒して思わず後ずさる。
お兄さんはにこ、と笑うと
「大丈夫だよ。お母さんのところに連れていくだけだから」
と言った。
そっか、なら。と、僕はお兄さんの手をおそるおそるつかむ。お兄さんは僕の手をつかんで、スーパーのたぶんエプロンつけた人たちが出てくるところかな? そこに連れて行かれた。
そこにはママがいて、泣きそうになりながらおじさんと話しているのが見えた。手をはなされた僕はママのもとへと駆け出す。
ママに抱きつきながらふと、後ろを振り返るとお兄さんはいなくなっていた。
今度会ったらお礼言わないとって思った。
お題『どこ?』
慣れているはずの地元なのにふと、たまには知らない道を通ると知らない景色が広がっていることがある。
そんな時、言いしれない恐怖に襲われる時がある。
特に夜道で、さらに迷うとなおさらそんな気分になる。
しばらくなんやかんや道を行ったり、地元なのにGoogle Mapを使うことでどうにか帰れたりするんだけど、
無事に帰れた時、地元なのに迷った経験があったことを楽しげに他人に話すネタとして増やすことができるのだ。