降りやんで欲しくないな.......
このままこの雨が降り続けてくれれば、今日も何もできないままでいる私を肯定できる。
母が帰ってきた時、「雨降ってたものね、また晴れたらね」って、今日の私を許してくれる
そんなことを言って、私はもう三年は部屋を出ていない
ねぇ、神様......私は......なんの罰でこんな生き方しかできないのですか......なんの罪で、私に生まれてしまったのですか......
まだ、足りていませんか......まだ苦しまないといけないのですか......
どうか......償いが終わりましたら......直ぐに私を殺してください......
どうか......どうか、余計な希望も救いも私に与えないでください......
償いが終わるまで......私は私をまっとうしますから.......
......あっ......日差しが眩しいな.......
ごめんね、さようなら
この言葉を人に向けてはなったのは、もう何回目だろうか
それでも私は、こんどもそう言わなければならない
ごめんね、さようなら
私の人生は一度きり、私は妥協をしたくない
だから
ごめんね、さようなら
見つからないな......
あなたに会いたい
人生の時間は基本的に皆平等である
二十四時間、三百六十五日を約八十年、ある意味この世界に唯一ある平等である
しかし、その時間を皆が平等に自分のために使えるかと言えばそうではない
親が毒親なら十八までの時間は全て親のものだし、その先も親から受けた毒を抜くのに時間を消耗してしまう
最初から毒なんて無ければどれだけ幸せだったか、計り知れない
あとから親を責めても失われた時間は帰ってこない
私達は、この先も失われた幼少期を憂いで生きていくしかないのでしょう
生まれたくなんてなかったと
私、欲しいだなんて言ったっけ?
あなたからの愛は要らない、それはただの押し付けで、余計に私を苦しめるから
あなたからの施しも要らない、それは施しじゃなくて略奪だから
本当なら全部返して欲しいけれど、過去は変えられないし、あなたはきっと気づいていないし、変われないからもういいの
だから、お願い
もう要らないわ
あなた、あげたのだから、返してって言うじゃない?
産み出した者の責任にも果たさないで、返してって......
って言ってもわからないでしょう?
だからお願い
もう私から奪わないで
私はこれからあなたに奪われた時間を取り戻しに行くから
だからもうやめて
あげたつもりで奪うのは
私は何があってもその愛は返さない
さようなら
タイトル 「親」
願いが叶うなら、何がいいわ。
有名になる? お金持ちになる?
僕はそうじゃないかな
愛される
愛されたい人に、尽きることのない愛を永遠に貰いたい
だって、愛されていれば......
きっと幸せなんだろう?
まぁ、叶いはしないだろうけどね
僕は有名人にもお金持ちにも幸せ者にもなれないよ
誰も叶えてはくれないし、叶える力だって持っていない
夢は叶わない
一つだけでもね。