気にしすぎ
そんなのあなたの仕事じゃない
それは相手の問題
そこまで考える必要ない
気にしすぎ
そう言われて見ないようにした
意識下に入れないようにした
無視した
流した
でも、流れなかった
気にしていた頃より苦しかった
気にしないふりをすればするほど
見えない何かがたまるだけ
誰からも目を向けられないけどたしかにそこにはある
「気にしすぎ」という言葉は針のようで
ちくりと痛むけれど
同時に逃げ道をつくってくれていたらしい
針がつくった穴から少しずつ抜けていく
328
心臓はどこにあると思う?
心はどこにあると思う?
ハートはどこにあると思う?
すべて同じ場所を指す人がいる
疑問に思う
心もハートも見えない
だから間違いではない、だが正解とも限らない
見えないものはどう扱うのか
感情は、気持ちは、心は、同義なのだろうか
Heartを日本語訳すると心だけど、同じ意味なのだろうか
心にしたがえ
心と向き合え
私の心はどこにあるのだろう
私は私の心とどう向き合いどう指示を得ればいいのか
わかるようでわからない
だからこそ、探しつづけ聞きつづけ
答えのない答えを求めつづける旅へと出たのだろう
322
助けてと思う
しんどいと思う
幸せそうな人を羨ましく思う
妬むこともある
幸せになりたいと願う
そう言うと、
「あるものを大切に」
と言われる
でも、
「現状維持は退化だ」
とも言われる
将来のために頑張れと同時に、今を見なさいと
どちらなのだろうか
できない自分
足りない自分
これらも苦しいし悔しい
でもそれ以上に、
矛盾したアドバイスに板挟みされた自分では息が吸えない
312
雲が土地を覆っている
「今日は多くの地点でよく晴れる」と朝聞いたはずなのに私の行き先は「多く」には入らないらしい
なぜだろう
私の頭上は澄んだ青なのに
アプリで見た目指す場所は雲がついている
地形がくっきりと見えるのにそこだけ隠されている
30分強電車で移動するだけの場所
両者の違いは何なのだろう
行き先が例外にあたる私は何なのだろうか
ついた場所に雲がいなくなってたら魔法使いにでもなろうかなと、憂鬱さを誤魔化しながら不安とともに電車へと乗り込む
308
何度来ても驚きも感慨深さもある
大きく横に広がったメインステージに
ホール中央に存在感のあるセンターステージ
2つを繋ぐ長い通路
あと1時間もすれば、ここは一変する
他と一体化したグラデーションでしかないこの場所は
どの場所からも切り離された固有の場所へと変わる
わくわくとどきどきと
楽しみと不安と
ごちゃまぜになった感情とともに初めて足を踏み入れたときもう戻れないと直感した
それくらいこの場所は綺麗だと思う
ステージで見るこの場所の美しさは私は知らないままでいたい
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