2/7/2025, 11:28:46 AM
実はあなたを殺したいほど愛してます。
『誰も知らない秘密』
2/6/2025, 11:47:30 AM
窓を開けると冷たい空気が肌を撫でる。
まだ空は東雲色と群青色のグラデーションがかかっていて所々で波の音が聞こえる。
寝巻きのまま上着を適当に着て砂浜に行った。
汚れることも気にせず座って地平線を眺める。
私はこの瞬間のために呼吸をしている。
『静かな夜明け』
2/4/2025, 1:29:10 PM
初デートで花束を送った。
枯れてしまうのが勿体ないと彼女は言う。
枯れたらまた買ってあげる、これから先ずっと。
そう言ったのももう何十年も昔の話だ。
「なんでおじいちゃんはお花をかうの?」
彼女の遺影の前に花を飾っていると孫に聞かれる。
「惚れた弱みってやつだよ」
【永遠の花束】
2/3/2025, 11:36:39 AM
あの子にそんなやさしくしないでよ。
そういうと彼は呆れたような顔をした。
まただ、彼は分かってくれない。
誰にでも優しい彼が好きだけど、その優しさが私を傷つけているんだよ。
ねぇ、貴方にとってあの子と私どっちが可哀想なの?
2/2/2025, 10:48:38 AM
この家に隠された手紙はあと何枚あるだろう。
その数だけあなたからの愛と残り香を感じられて永遠に続けばいいと思ってしまう。
この世をさる前の最後のかくれんぼ
まだみーつけたは言えなさそう。