「いつまでも捨てられないもの」
私には捨てられないものがない。
私は生まれてこの方、何度も引っ越しをして、捨てたくないものも、やむなく捨てることになっていた。
これから先、捨てられないものが、できるだろうか。
心にあるものだけは、捨てないようにしよう。
一人だけになって今、私に残ってる数少ないもの を抱えて、この先を歩いて行こう。
「誇らしさ」
友人が褒められると、友人本人よりも嬉しい。
自分が褒められている気分になる。
それが嬉しいのはなぜだろう。
「終点」
人生は旅だとよく言われる。
今、私はどの辺だろう。
終点間際になったら、私はどうなんだろう。
怖いのか、喜ぶのか、泣くのか分からない。
けど、1つだけ言えることは。
先に終点に行ってしまった友人が、私を待っていてくれるのか。
それがちょっと楽しみだ。
「 うまくいかなくたっていい」
今日はうまくいった。
昨日はうまくいかなかった。
一昨日はどっちだっただろう。
プライベートも仕事も、充実している時はあっただろうか。充実してる時はいつだったろうか。
計画したとしても、うまくいったことはない。
嬉しい誤算、嫌な予感、予想外の横やり、気分の浮き沈み。いろんな要素が絡まるのだ。
だから考えなくていい。美味しいものを食べて、 笑って、ゆっくり眠ろう。
上手くいかなくたっていいんだ。
明日は明日で何とかなる。
「 蝶よ花よ」
美しい。遠くから見ると、美しい。
顕微鏡で見てはいけない。
小学校の時、蝶や花のアップを見た時は、トラウマものだった。
遠くから眺めて美しいと、褒め称える存在があるのを、その時知った。
あぁ蝶よ花よ、 遠くから私は眺める。
美しくあれ。
「太陽」
昔、太陽に手をかざし『この瞬間を絶対忘れない!』と心に誓った。
が、日付とか歳とか、色々言ってたのに、手をかざした事実しか覚えていなかった。
この意思を忘れないと、思いながら手をかざした。
あの頃の太陽よりも今の太陽は、ちょっと眩しい、きつい。