星羽 兼守

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3/21/2025, 2:15:57 PM

「君と見た景色」

 君と見た景色はいろいろあった。
みんな美しかった。
 東北に旅行に行った時に、間違えて鈍行列車に乗ってしまった。
ゆっくりと時間が流れた。
電車に揺られて見た車窓は美しかった。
 でも3月11日、世界は揺れた。
数年後、君もいなくなった。
以来、私は 旅に出ていない。
年をとり、体がいうことを聞かなくなる前に、
もう一度行こう。
 君と見た景色を忘れないために。

3/13/2025, 2:03:47 PM

「透明」

 透明、美しくて儚い。
そんなイメージがある。
しかし防弾ガラスというものも、忘れてはいけない。
 よくガラスのように脆い心と言う。
それと同時に、防弾ガラスのように頑丈だよね、と言われたこともある。
 同じ 透明なのにちょっと理不尽。
 

3/12/2025, 5:43:32 PM


「終わり、また初まる」

 友達とのたわいのない会話、行動。
友人の死で終わる。
 会社で 新人が入る、世話をする。
新人がやめる。
 
 大なり小なり愛別離苦。
私はあと何回、始まりと終わりを体験するのだろう。

3/11/2025, 1:58:26 PM

「星」

 昔は星を見た。
プラネタリウムは大好きだ。
今は見なくなった。
心の中の星はまだあるだろうか。

2/24/2025, 12:42:42 PM

「一輪の花」

 花屋で買うと意外と気恥ずかしい。
でもちょっと憧れる
花束はプレゼントしたことはある。
が、一輪はなかった。
あげたいと思う人はいない。
でもいつか、自分のために花を買ってもいいのかな。

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