「もしもタイムマシンがあったなら」
もしもタイムマシンがあったなら、あの時に戻りたい。
もしもタイムマシンがあったなら、友よ、君に一言ちゃんと言いたい。
もしもタイムマシンがあったなら、 私は今の私でいただろうか。
タイムマシンがあってもなくても、私は私のままで今を生きるのだ。
それが今できる、私と友の遠い約束。
「もしもタイムマシンがあったなら」
もしもタイムマシンがあったなら、過去に別れた人たちに、たくさんたくさん話をしよう。
変なやつと思われてもいい。
とにかく、たくさんたくさん話をしよう。
そして、去り際に笑顔を向けよう。
悪い思い出をいい思い出に。
悲しい別れを笑顔の別れするために。
「今一番欲しいもの」
欲しいものはあった。
小さい頃から色々あった。
それはキラキラしたもので、私の心の中の一番綺麗なところにいた。
年を取るとキラキラが減った。
年をとると、減るのかなと思った。
でもそれは関係ない、キラキラに年は関係ないのだ。
今一番欲しいもの。欲しいものは色々ある。
物・想い・人、全部揃えて笑って過ごして、平凡だけど、そんな時間を奇跡を幸福というのだ。
贅沢だけど、私のささやかな一番欲しいもの。
しかし私の今欲しいものは、もう一部が消えた。
二度と二度と帰らない。ただただ笑い合ってた日々。でも忘れて消えてしまったら、それすら失ってしまう。ないものねだり、分かっている。
だから私は、まだ残っている一番欲しいものの欠片を失ってはいけない。
大切にして、忘れてはいけない。
「私の名前」
以前名前について、母に聞いたことがある。
どんな風につけられたのか。
答えは意外と単純だった。
名前は親から与えられる最初のギフトだと。
それを聞いた時、私の名前にも何か意味があるのかなと思ったけど、母から聞いてがっかりした記憶がある。
子供もペットもいないけど、大事なものに名前をつける時は、ちょっと辞書を引いてから、名付けサイトで見て、名前を考えてつけようと、意味もなく思った私だった。
「名前について思った事」
昨今、俗にいうキラキラネームや、読み方だけの当て字で作った名前を見ると、平凡でもちゃんと考えてくれた名前は、時代を超えて親の愛を感じてならない。
かといって、キラキラネームは悪いわけではない。
そこに親の愛があるかないかで、子供がどう受け止めるかが問題だ。
名前が変えられる、自由がある現在は、とても運がいいと思う。
「視線の先には」
私は前を見る、周りを見る、何もない。
視線の先には何もなくて、 分からなくて、それが怖くて、後ろを向いてしまう。
でも行かなければいけない。
視線の先には何があるか、分からない。
未来、自分にしか作れない。
「空を見上げて心に浮かんだこと」
昔は空を見上げてたくさん思った。
子供だったので、だいたいは雲を見て食べ物のことばかり思っていた。
ちょっと新しい昔だと、浮かんだことは昔の自分。今会っていない友達と、異性への淡い表現し難い感情。
現在は 数十年後の自分、 環境、人間関係。
現在、過去、未来。空は変わらない。
浮かぶ心は自分のものなのに、全て違う。
空模様よりもコロコロ変わる、自分の心。
明日空を見て、私は何を心に浮かべるだろう。