入道雲も見ると思い出すあの人の顔。あの人は何時もふわふわした人だった。だけどあの人は海に溺れていた子供を助けるため海に飛び込んで行って、子供を無事助けてたが、その代わりあの人は、そのまま海に沈んでった。私は、ふと思い出したことがあった、あの人が言っていた言葉を、それは[もし、僕が死んだらこの日絶対に入道雲になって君の所に帰ってくるよ。]その言葉を思い出しながら、海を見ながらべランダにいたらそこには大きい入道雲があった。あぁそういえば今日だったな、アイツが言っていた言葉は。
そう言って私は入道雲の方に手を伸ばしてべランダから飛び降りた。あぁ長い時が経ったけど、私は、嫌俺は、お前のことを忘れずにいたよ。天国に行けたらまた一緒に添い遂げよう。愛しい恋人よ。
鏡の中の自分を見ればいつも思う。もっともっと、いろんな人に必要とされたい、いろんな人に愛されたい。僕の想いは、まだいろんな人に、届いてない。もっとたくさん褒めてほしいと鏡の世界に問いかける。
ふと、紅茶の香りで目が冷めた。
恋人と同居し始めて3年が経った。
そして今日は付き合って5年目の記念日。あの紅茶の香りは恋人と付き合って一ヶ月も経たないくらいの時、始めてのデートで行ったカフェで飲んだ紅茶の香りと一緒。5年間も一緒に居てくれた恋人は今日の記念日のこと、覚えてるかな?
今日の仕事帰りケーキと花束を買って帰ろ。恋人はどんな反応するかな?
貴方は、この世界で一つだけの自分の過去や未来が見える本が有ったら何をしますか?
例えば過去に戻って人生をやり直す?それとも自分の未来を変える?
この物語は、主人公、如月隼が世界に一つだけの本で人生をやり直すのか未来を変えるのかを考える究極の二択人生ゲーム物語です。
とある日、私はいつものように殺し屋の仕事をしていたけどその日大切な友人が目の前で撃たれて死んだ。その時友人が言っていた言葉を思い出した人を救う側になれと。だから私は殺し屋からは足を洗い今はアイスクリーム屋さんをやっている。
「手先が器用なんですね。」
「そうですか?フフありがとうございます。」
「おねぇさん今度ペンギンのアイスクリーム作って!」
「コラ、ワガママ言わないの!」
「ペンギンかー今度作ってみるね」
その時胸の鼓動が大きくなった私はこの仕事をして気づいたことがある人に喜ばれる事がとっても嬉しいことなんて!だから私はアイスクリームで人を救う!