楽心「ラムネ」

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入道雲も見ると思い出すあの人の顔。あの人は何時もふわふわした人だった。だけどあの人は海に溺れていた子供を助けるため海に飛び込んで行って、子供を無事助けてたが、その代わりあの人は、そのまま海に沈んでった。私は、ふと思い出したことがあった、あの人が言っていた言葉を、それは[もし、僕が死んだらこの日絶対に入道雲になって君の所に帰ってくるよ。]その言葉を思い出しながら、海を見ながらべランダにいたらそこには大きい入道雲があった。あぁそういえば今日だったな、アイツが言っていた言葉は。
そう言って私は入道雲の方に手を伸ばしてべランダから飛び降りた。あぁ長い時が経ったけど、私は、嫌俺は、お前のことを忘れずにいたよ。天国に行けたらまた一緒に添い遂げよう。愛しい恋人よ。

6/30/2024, 7:40:27 AM