Open App
11/9/2024, 12:33:01 PM

誰でも良い、
俺の頭蓋を開けて脳に焼き記してくれ!
死の代償なぞこの光景だけでいい!

‹脳裏›


恋を出来ないけど好意くらいは分かった
愛の認識は無いけど慈しむくらいは出来た
区別を理解しないけど平等くらいは成せた
ひとの育て方なんて何にも知らなかったけど
知識と環境を整える余裕はあった
ひとでなしだってできることだった
ここに正しさが在ったかは
最期に至っても解答は無いけれど

‹意味がないこと›

11/7/2024, 10:25:19 AM

わたし達
生きる為の栄養を
何でも好きに
選べたのなら

‹あなたとわたし›

11/6/2024, 12:36:18 PM

静かな雨が降っていた
細やかな雨粒は優しく肌を撫で
午後のぬるんだ空気に触れて
むしろ温かくすらあった

涙を隠すように
激情を鎮めるように
灰雲が薄闇を抱き
喉震わす言葉は
風が巻いて逝った

やわらかなやさしさが降り頻る
花を枯らし根を腐らせる
実を落とし種子を沈める
心地良いだけの毒物を
そうと知れど尚手放せず

‹柔らかい雨›

11/6/2024, 9:45:47 AM

ばかみたいっていわれるけれど。
あんまりに眩しすぎた世界の中で、
ただ一時だけ影を傾けてくれた。
そのひとに救われたのは確かだった。

‹一筋の光›


枯れ葉舞う樹に立ち竦む
隣の君は指をさす
花色染める幹枝を
芽吹きゆく小さな瘤を
積雪咲かす日を
繰り返し彩る季節を
隣にいた君は指差した
一人未来を指差した

‹哀愁を誘う›

11/4/2024, 5:29:56 AM

鏡に対して「お前は誰だ」と問うてはいけない
自己崩壊してしまうかららしい
鏡に対して「褒める」行動はしたほうが良い
自己肯定感を上げられるかららしい
私は見ない鏡を見ない
そんな怖いもの見てられない

‹鏡の中の自分›

Next