9/24/2024, 12:08:40 PM
外をくるくる
隙間をすいすい
頂上とんとん
飛び降り隣に
足の速さだけが
必勝法じゃないんだと
アスレチックの王様は
鬼から逃げ切り笑ってる
‹ジャングルジム›
例えば傷付いて
泣き出しそうな時
例えば挫けそうな時
だけじゃなくて良いから
小さくて良い
一言でいい
直ぐに行くから
一生のお願いだから
どうか、呼んでほしい
‹声が聞こえる›
9/21/2024, 12:17:32 PM
コスモスの花を贈った
可愛らしい花言葉を
君が存外気に入ったから
秋になり花弁が開く度
一輪添えて招待した
桃に白に赤に触れ
君は何度も微笑んだ
秋になる度思い出す
花弁開く度思い出す
茶色の花を一輪摘んで
星の輝く空を見る
‹秋恋›
幸せなのが好きでした
大切な人が幸せなのが好きでした
親が兄弟がお世話になった親族が
最期まで幸せであれば良いと思い
出来ればそれを看取らずに
誰一人も見送らずに
私が一番に消えたなら
多分それ以上は無いのだと
‹大事にしたい›
9/20/2024, 3:45:50 AM
生まれて
大きくなって
成長して
大人になって
枯れ老いて
眠りにつく
有限たる生命、その全てが美しく
その全てが素晴らしかったから
全部が永遠であれば良かったのに、と
花を一つ、君に手向けて
‹時間よ止まれ›
9/18/2024, 10:06:50 AM
地上の灯火は人々の一生で
夜空の燈火が星々の一生なら
星となった君は
次は何処で光を点すのだろう
‹夜景›
9/18/2024, 10:00:58 AM
例えばこんな景色の下で
他でもない君と共に
心弾ませて歩くことが出来たなら!
‹花畑›
「泣いているよ」
「引っかき傷が傷んだんでしょ」
「泣いているよ」
「炙られて熱かったんでしょ」
「泣いているよ」
「煙がしみたんでしょ」
「泣いているよ」
「呆れて諦めちゃったんでしょ」
「絶滅と崩壊に?」
「変わり映えしない愚かさに」
‹空が泣く›