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8/27/2024, 9:59:17 AM

5年前の私は楽しんでいた
4年前の私は怒っていた
3年前の私はモヤついていた
2年前の私は頑張っていた
1年前の私は幸せだった
今年の私は

今日の、私は

‹私の日記帳›


君が手を挙げると、私も手を挙げる
君が隣を見ると、私も隣を見る
君が笑顔になると、私も笑顔になる
君の視界から外れると、
君が視界から外れたら、私は一旦消える
次に映る人を見定めて、私は形を変える

‹向かい合わせ›

8/25/2024, 7:37:11 AM

伸ばした指が優しく取られて
良かったと思う気持ちは嘘でなく
手の先が自分だけだったらと思う気持ちもまた
決して嘘ではなかった
笑顔で振られた手に応え
構えたレンズの向こう側
愛しききょうだいの門出を祝う
瞬間を一枚に記録した

‹やるせない気持ち›


お盆を過ぎたら

クラゲが出るから危ないよ
荒れがちだから危ないよ
引かれてしまうから危ないよ

お盆を過ぎたら

誰にも会えないから意味無いよ

‹海へ›

8/22/2024, 12:40:54 PM

好きの反対は嫌い、じゃなく無関心
嫌いの反対も好き、じゃなく無関心
でも無関心の反対は関心があるで、
其処に一つの感情も伴わない。
ズルいね、と栞を食む。
文字列を追う君は返事もしない。
何もかもオンリーワンに映る視界では
たった一つのナンバーワンになれやしない。

‹裏返し›


鳥みたいに
鈴みたいに
花みたいに
猫みたいに

なれたらきっと

君とは二度と会えないのだろうな

‹鳥のように›

8/21/2024, 9:42:40 AM

小指を絡めて約束しよう
爪を剥いで交換しよう
目合わす瞳を入れ替えて
終わりまでずっと繋いでいよう
また会いたいの
二人でいたいの
生まれ変わった先で分かるように
でもね
でもね
わがまま言うなら
もっと一緒にいたかったね

‹さよならを言う前に›

8/20/2024, 9:14:51 AM

悲しい時には雨が降って
嬉しい時には晴天で
つまらない日には吹雪いて
怒り狂えば嵐の様

そのくらいだったなら
こんなに傷付かなくて済んだかな

‹空模様›


夜の窓
止まったレンジ
磨いたシンク

写る黒髪は私ので
白い服も私のもの

後ろに揺れる金色だけが
いつまで経てども分からない

‹鏡›

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