1/28/2023, 10:44:52 AM
窓から眺める景色は
眩しいほどに輝いている
苦しみなんてないような世界
現実なんて忘れられるくらいに美しいと思う
”行ってみる?”
そこには差し伸べられる手があった
白く輝く優しい手
行ってみたい、そっち側へ
手を伸ばす
優しい手が僕を引いてくれる
憧れた美しい世界はもう目の前だ
1/25/2023, 5:33:08 PM
嗚呼、気持ちが悪い
ずっと心に絡まる不穏な紐
何をしても消えない
いや、何かをするたびに
それは多くなり強く縛り付く
これはきっと一生解けない
いつか
安らかな日々を過ごしてみたい
1/25/2023, 12:27:04 AM
一緒に産まれて
同じ名を持つ唯一無二だったのに
君はいつからか遥か彼方
僕らは同じだと称賛される
僕には君が見えない
君の声だけが聞こえる
差し伸べられているはずの手はどこだろう
1/16/2023, 11:20:16 AM
私の知る一番高い場所
ここからの見晴らしはとても綺麗だ
風が頬を撫で
制服を靡かせ
髪を揺らす
ここは全てが視える
何度もここに立った
何度も風を感じた
移ろう季節と記憶
無敵のまま私は終わりたい
泣かず美しく私は散るの
1/15/2023, 11:32:37 PM
「久しぶり」
そう言って笑う君は
やっぱり透き通るように白くて
夏が似合った
灰に染まっていた僕の視界は
一気に青色に移り変わる
「会いたかった」
そう言って触れた手は
水に変わり僕の手だけが空に残った
目が覚めて絶望する
必要な人が消え、意味のない人が残る
「僕を連れて行けよ」