七汐

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6/30/2025, 2:08:02 PM

早めに起きた休日。
近所を軽くお散歩してお風呂に入るついでに洗濯。
上がったら目玉焼きとウインナーにトーストを食べて洗い物。
洗濯物干して時計を見るとまだ10時。
最近布団干せてなかったなと思って布団も干して、お昼ご飯はシリアルでいいかな。
ニュース見たりちょっと本を読んだりして13時。
お布団をしまうとちょっと暖かくてふかふかで…

つい畳んだ上に倒れるともうまどろんできた。
雲がゆっくり空を泳いで、カーテンがそよそよとたなびくお昼時。
この時間が続けばいいのにな。



「カーテン」

6/25/2025, 4:27:44 PM

毎朝目が合うと小さく振られる手、
体調悪い時に心配そうに見つめる目、
俺の言った言葉に笑う口、
眠いと言ったら貸してくれた肩、
転んだ時に真っ先に向かってきた足、
少しわがままを言った時に呆れたように微笑む目尻、
俺の好みに合わせてくれた髪、

それを愛と呼ばずして何と言うのだろうか



「小さな愛」

6/23/2025, 7:50:48 PM

4歳の頃は、ケーキ屋さんになりたかった
お迎えが来た時に油粘土で作ったケーキを褒められたから。

6歳の頃は、画家になりたかった
絵が上手いと褒められていたから。

6歳から中学生の頃は、保育士になりたかった
保育士の母に「親子だと同じ保育園に通えないんだよ」って言われたから保育士になれば同じ保育園に行けると思って。

考えてみるとずっと”他人(ひと)”まかせで夢を決めていたんだなと思う。
でも、他人が笑顔になるのが好きだったのだと思えばかわいい子供だと思えるような気がした。



「子供の頃の夢」

6/22/2025, 2:28:08 AM

君の背中を追ってこの街に来た

と言えば聞こえは良いけれど、要するに諦めの悪い恋をしているということだ
専攻だって学力だって違ったのに、なんだかんだ大人を言いくるめてここにいる
こういうのを重いと言うんだろうなとは分かっているけれど、好きなもんは好きなのだ

僕は今日、憧れと期待と恋慕を背負って新しい門をくぐる



「君の背中を追って」

5/21/2025, 7:59:19 AM

あの声が。体温が。はにかんだ顔が。照れ屋なところが。おっちょこちょいなところが。ご飯を食べる時の嬉しそうな顔が。好きなものを好きと言えるところが。人のために戦えるところが。「いただきます」「ごちそうさま」を忘れないところが。服の裾を掴む手が。風にたなびく黒髪が。目から零れる光の粒が。


「好きだったんだなあ、俺。」



「空に溶ける」

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