水無月はじめ

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2/7/2026, 10:33:26 AM

『どこにも書けないこと』

原稿用紙とペンを前に
思考の渦に巻き込まれている

確かにここにあるのに

文にも
曲にも
声にすらできない

確かに想いはあるのに

何もできない僕がいる

ペンを持つ勇気もどこかに消えた

ただ『  』だと

目の前の紙に書けばいい

紙を破り捨てる勇気もない

そこにはただぽつりと
僕の影が映っていた

2/6/2026, 10:04:18 AM

『時計の針』
チクチク
タクタク
チクタクタク

何故か心に刺さる音

チクタクチクタク

どこか耳に残る音

畳の上に寝転がり
庭のエノコログサを眺めながら
陽の光を浴びている

几帳面にも
1時間に一度鳩が鳴く

あぁ今日も終わるのだと
微睡みの霧の中に居た

2/5/2026, 10:21:32 AM

『溢れる気持ち』

僕の心に溢れたもの

寒空の下で咲く蝋梅
辛いくらいに青い空
神のまにまに流るる紅葉
光り輝く白銀の峰

僕の心に溢れたものは
口から何かを発する前に
どうも眼から溢れるらしい

2/4/2026, 10:09:39 AM

『kiss』

なんて事のない僕の部屋
ただ違うのは
隣に君がいるという事

たわいのない話で静かに過ごし
しばらく2人で三日月を見た

顔を近づける機会はあったけど

学校の話ではにかむ君に
友人の話で笑う君に
月を見て寂しげな顔の君に

僕の方はただ見惚れていた

機会に目を背けるように
目を細めながら
ただ一緒に月を見た

2/3/2026, 10:14:30 AM

『1000年先も』

千代紙で作った紙風船
ふぅと息を吹き込んで
和室で転がして遊んでいる

ありがとうと思いながら
せっせと折った折り鶴に
息を吹き込み吊るしていく

昔の人もきっと
願いを込めながら
千代にも続けと祈ったのだろう

色とりどりの紙を見ながら
何を祈るか考えている

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