1/30/2026, 10:17:10 AM
『あなたに届けたい』
どうにもならないこの言葉を
どう貴女に届けよう
たんぽぽの綿毛を飛ばしても
青い空に紙飛行機を飛ばしても
紅葉を清流に流しても
雪の溶ける先を見ても
どうにも貴女には届かない
回りくどいことを試しても駄目ならば
直接届けばいいのだけど
貴女の住所も
貴女の声も
貴女の顔も僕は知らない
ただただ
この声にも文字にもならない
嗚咽にも似た想いを届けたい
貴女が存在しないとしても
心はきっとあると信じて
僕の声は聞こえますか
僕の文字は読めますか
僕の想いは届きますか
行く末を神様
教えてください
1/29/2026, 10:06:23 AM
「月が綺麗ですね」と
呟いた僕に
「明日は雪らしいですよ」と
返した君
思わず顔を見合わせた
きっとお互い同じ想い
次の満月はいつだったか
また綺麗だと言ってみよう
1/28/2026, 10:20:31 AM
『街へ』
黒い靴
黒いズボン
黒のトンビコートを靡かせながら
僕はとある場所に行く
風は冷たく
袖のないコートを少し恨みながら
僕は1人歩いて行く
さぁ古本街へ行こう
棚にはたくさんの「旅」がある
高い旅から手頃な旅まで
温泉街でも歓楽街でも花街でも
好きなところへ飛べるのだ
さぁ出かけよう
財布の中に切符はある
1/27/2026, 10:06:45 AM
『優しさ』
桜の花の匂いを纏い
夏の青空の光に誘われ
秋の虫の音に心を留め
冬の星空に涙する
それを優しさと言うのかもしれない
1/26/2026, 10:10:32 AM
『ミッドナイト』
短針と長針が上を向き切る頃に
僕は寒風の中にいた
赤本もシャーペンも部屋に置いて
ただ静寂の中に身を置いている
近い将来のことも
抱いてる夢も
全部を投げ出して
ただオリオン座を眺めている
ベルト部分の三つ星を見て
英雄も何かに縛られているのだという
そんな気分になりながら
きいきい鳴るブランコや
冷たすぎるジャングルジムと戯れながら
目を輝かしていた自分は
今どこに居るのか
星空はどこまでも静かに
行く末を見守ってくれている