水無月はじめ

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1/28/2026, 10:20:31 AM

『街へ』

黒い靴
黒いズボン
黒のトンビコートを靡かせながら
僕はとある場所に行く

風は冷たく
袖のないコートを少し恨みながら
僕は1人歩いて行く

さぁ古本街へ行こう
棚にはたくさんの「旅」がある

高い旅から手頃な旅まで

温泉街でも歓楽街でも花街でも

好きなところへ飛べるのだ

さぁ出かけよう
財布の中に切符はある


1/27/2026, 10:06:45 AM

『優しさ』

桜の花の匂いを纏い
夏の青空の光に誘われ
秋の虫の音に心を留め
冬の星空に涙する

それを優しさと言うのかもしれない

1/26/2026, 10:10:32 AM

『ミッドナイト』

短針と長針が上を向き切る頃に
僕は寒風の中にいた

赤本もシャーペンも部屋に置いて
ただ静寂の中に身を置いている

近い将来のことも
抱いてる夢も
全部を投げ出して

ただオリオン座を眺めている

ベルト部分の三つ星を見て
英雄も何かに縛られているのだという
そんな気分になりながら

きいきい鳴るブランコや
冷たすぎるジャングルジムと戯れながら
目を輝かしていた自分は
今どこに居るのか

星空はどこまでも静かに
行く末を見守ってくれている

1/25/2026, 10:12:14 AM

『安心と不安』

月だけが照らす部屋の中で
古めかしいヘッドフォンを付けて
今日はジャズを聴いている

静かな静かな1人の場所
たまに聞こえるは自分の鼻歌

僕の時間
僕のためだけに進む時間

遠くで虫が鳴いている
それに気づいてジャズを消した

虫の音だけが聞こえる夜に
何故か涙が溢れていた

1/24/2026, 10:15:34 AM

『逆光』

ぼやけた視界で見えた光が
ただ眩しく映る

手を伸ばせど届かない

それは確かに見えた光

それがレンズの悪戯だとしても

私には確かに届いていた

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