1/19/2026, 10:36:05 AM
『君に会いたくて』
「君に会いたい」などと
ある種の呪詛を思う。
会えなくなって10年だろうか?15年だろうか?
ひょっとしたらたかだか5年かもしれない。
だんだんと朧げになっていく記憶は
夢を思い出そうとすればするほど
彼方へ消えていくようなもので。
しかし夢になど出てくれるな。
起きて瞬間悪夢に変わる。
どうせならば忘れてしまえと
願ったこともある。
しかし人は
悲しいかな記憶する生き物で。
忘れようとすればするほど
むしろ鮮明に映ったりする。
どんな喧騒に身を置いても
それはカクテルパーティ効果の如く。
あぁ、いつになったら忘れるのか
さぁ、いつになったら思い出すのか。
今日も温い空気揺蕩うカフェで
私は記憶の海に潜るのだ。
1/18/2026, 10:14:22 AM
『閉ざされた日記』
鍵のかけた日記ほど
再び開く勇気が出ない。
過去に何を思ってたのか
何を感じていたのか
どんな出来事があったのか。
鍵をかけたのをいいことに
無かったことにしてないか
時間が解決すれば
開く勇気が出るのだろうか。
鍵をかけたのをいいことに
忘れようとはしてないか。
過去を顧みる勇気はない。
過去を省みる勇気もない。
いつこの鍵を開くのか
それは誰にもわからない。
1/18/2026, 7:42:39 AM
木枯らしが吹く。
昼間の春のような暖かさを切り刻むように。
ひゅうと吹く風に一瞬、息が止まる。
風が落ち着くと
私は、呼吸を思い出した。
水無月はじめ