※マグカップ
最近マグカップを増やした
【原因】よくコップを滑り落とすため
※もしも君が
文字を読めれば回避出来ることだった。
けれど貴族や商人くらいしか読めないのが「文字」だ。
──水源地の山で土砂崩れがあった。
水質は汚染され、一度沸騰させた水をろ過させなければ飲めないほどに。
貴族は注意喚起の看板を立てた。
その村に文字が読める者などいないと知らずに。
結果として村は全滅した。
俺の仕える貴族のお嬢様は、このどこにでもある事件に涙した。自分に変える力がないことを嘆いた。
俺に比べれば変える力がある立場だとも知らない、世間知らずのお嬢様。
もしもあなたが望むのであれば──
俺は、あなたに現実を突きつけよう。そして変革のために泥も被ってみせる。だから。
「お嬢様。お嬢様の出来る範囲で、やれる事を探してみませんか?」
どうか答えてほしい。民たちの望む声に。
※君だけのメロディ
戦争がやっと過去になり始めた頃
キコキコキコキコキコ……
自転車という乗り物が流行り始めた
キコキコキコキコキコ……
最初はとても乗れなくて苦労したものだけれど
キコキコキコキコキコ……
こんなおばぁちゃんになっても、まだ乗れる
キコキコと音を奏でながら
※I love
あいらぶ物語
・設定の細かいやつ
・ひたすら美味い飯を食べてるやつ
・ひたすら殺しあってるやつ
・人間が成長していくやつ
つまり異世界転生俺TUEEEEで
主人公の精神年齢が成長しない系が苦手です
※雨音に包まれて
燭台切光忠、畑にて。
「この冷えた雨粒が君たちを甘く健やかに育ててくれるんだね。僕には冷たいものだけれど、この雨音も恵みだと分かれば、大切だと思えるよ」
「おーいまた燭台切が野菜口説いてるぞー」
「今日はどれ口説いてんだ?」
「スイカ……待て、今からキュウリ口説きに行くとこだ」
が、頑張ってみた(›´ω`‹ )