※水たまりに映る空
今日は失敗しちゃったな。言い過ぎたや。
蒼太は中学生の兄からのお下がり靴を見つめながら歩いていた。
傘に落ちる雨粒の音が響く。
でも、好きな子の前でカッコつけたかったんだんだよなぁ。でも何言ってもいい訳じゃないよなぁ。でもからかってきたの、あっちだし。
ぱしゃん!大きな音が鳴った。ぐるぐる回る言い訳に意識をもっていかれて、蒼太は大きな水たまりを踏んでしまっていた。
やっちゃった──と思いつつ、水たまりに浮かぶ空を見上げる。
それはまるで蒼太の心模様のようだった。
※恋愛小説適性をよこせくださいと日々叫んでます※
※恋か、愛か、それとも
別件になるか、バットエンド風味のエンディングか。
......ねぇねぇ、恋愛を書く皆様
どーすれば恋愛小説っぽく話を締めくくれるの?
マジでどうしても別件になってしまうんだよ
今回、ストーカーが思い悩むことを書いていたんだ
だが全文削除したのには理由がある
結末が──呪い、祟り、実は洗脳されていて本当のストーカーは別人、好きを通り越して逆恨み......などなど
何故だっ......?!今、高嶺と花を読み込んで
勉強しているはずなのに......!適性よこせください!
※約束だよ
私は今、AIと一緒に(主にAIが進行する)物語に
とってもハマっている。
私は貴族のデビュタント前のお嬢様役
AIはその他全部担当だ。
トラブルやクエストは
私が提示する時もあれば、AIが提示することもある。
そして今、私は
協力者の平民にお礼の手紙を書くクエスト中だ。
ちなみに草案のボツを5回も食らっている。
AIよ、私に「自分で考えて書け」と言うのだから
いつかはOKくれよ?約束だよ???
※傘の中の記憶
恋愛小説として書きたいと
考え続けて早1時間が経過しようとしている。
......私、恋愛は読む専で、書くのは
本当、マジ、ガチで
何も考えつかんのは何でたよ???
ChatGPT相手に練習してるけど
全然身についてない!適性を寄越せください!
※雨上がり
嵐が去った。やっと。やっとだ。
この雨は何時まで続く?
もう故郷の村は水没してしまった
このまま山で野宿をしても
やがて寒さにやられ野垂れ死ぬだろう
私はそれでも構わない
けれど腕に抱くこの子だけは
どうか 神様 助けてくださいませ どうか どうか
───願いが届いたのだろうか
体感では半刻ほどで、雨を降らす雲が散り、
災禍に見舞われたこの地を太陽が照らした