※まって
父上に何とか嫌がらせを。そうだ。後宮を爆破するか。
いや、まってくれ。
俺が王に成った時、建物が足りなくなりそうだな。
やはりオーソドックスに飲食物に毒か。
しかし毒味役が可哀想になるだけだったな。
ああ、最近はつまらん。
父上のガードが固くなりすぎて、悪戯が成功しない。
どうする?このままでは王太子にされてしまう!
【王太子は勘弁だから悪戯を極めた結果、俺を王太子にさせたい派が増えていく!】
【あの有名なろう作家が原作者として新規参戦!】
※まだ知らない世界
【特別読切】
時は平安。
魑魅魍魎が跋扈し、ろくでもない人間も多くいた時代。
「そんな時代に転生とかないでしょ!」
と愚痴る声は赤子の泣き声に変わっていた。
何故かステータスバーとスキルバーが視界にある。
「マジで意味わかんないし!」
【平安京~そんな大昔のこと知らんし~】
【何故かゲーム世界のような平安時代に転生した主人公に待ち受けるのは───?】
※手放す勇気
【♡月間少女ロマンより本誌へ移籍デビュー♡】
「別れよう……」
私がそう告げると、奏汰が俯いた。
生まれつき色素の薄い奏汰は、両親の良いパーツばかりを遺伝して、モデルになるほどの綺麗だ。
(その辺に石を投げたら当たるような私と一緒にいたってだけで、評判が悪くなる……!)
だがら別れるの。
好きだけど、それだけじゃ駄目だって。
もう分かったから───
【恋の栞】第15話「手放す勇気とは」
※光輝け、暗闇で
(やった……!)
パーティーメンバーも全滅した中、俺は確かな手応えを得た。
世にはこびる闇の王たる、魔王の命を、断ったと!
手に光輝くのは、己で鍛えた最高傑作。
しかしその輝きは使用者の寿命で作られている。
「俺も、意外と、やった……かな…………」
聖剣シャンライフを地面に突き立て、俺の意識は暗転した。
【酸素~鍛治も殲滅もお任せあれ!~】
【最終話:光輝く命と共に】
【今までご愛読ありがとうございました!】
【鳴梨野先生の次回作をお楽しみに!】
※酸素
【酸素を味方に鍛治スキルを極めよ───!】
金床に置いた金属が、派手に火花を散らす。
男はそれを数回繰り返した。
次は水に入れ、また炉で加熱し、金床へ。
ガァン!ガキン!ガァン!
時々おかしな音が鳴るのは仕方がない。
自分はまだ新米だ…でも、スキルで無双してやるぜ!
【硬派新連載!】
酸素~鍛治も殲滅もお任せあれ!~
「酸素が無ければ窒息死するでしょ?」