※行かないで
旅の商人が辺境の村を渡り歩くのは、常識だ。
だがこの場所「商人の村」は話が違う。
子どもの頃から商人としてのイロハを叩き込まれ、
一般的に10歳くらいになると、
父親や両親と共に、商人旅の修行が始まるのだ。
兄弟の歳が離れている場合は、
下の子供は村全体で保護し、生活を保障されている。
「頑張ってきてね!」
僕は大声を出して、大きく手を振った。
視線の先には家族の乗る荷馬車。せめて笑顔で。
言えない言葉だけは、心に締まって。
※どこまでも続く青い空
荷馬車は、とある草原をのんびりと進んでいた。
野生動物も草食が多く、見晴らしも良いため、
この草原に野盗の類はあまり見かけない。
街道とは言い難いが、馬車道もしっかりある。
だから商人たちの多くが、少し気を抜いていた。
パカパカと並足で進む馬の振動に揺られつつ、
山岳地帯を遠目にして、のんびりと。
商品の保管や、自分の飲食料品を気にすることも無く。
たまにはこんな旅路も良いではないか。
いつもの販売ルートが過酷すぎるだけなんだ、多分。
※衣替え
さぁ始めるぞ!とクローゼットからケースを出す。
冬物と夏物を入れ替える準備は万端だ。
とにかく洗濯しまくった。干しまくった。
畳みまくった。あとは仕舞うだけである。
だが、天気予報が言うのだ……
「明日の天気は晴れです。平年より少し高い27度、湿度が少し高くなるでしょう」
明日、夏服にしておきたい。
秋物では少し暑いから。
※これからしばらく更新時間が不安定です
※刀剣乱舞のイベントを優先
※好きに生きるー!
※声が枯れるまで
既に管理する人間やアンドロイドも底を尽き
ただただ消耗品されるだけの施設から
響き渡る
まるで人間のような必死の叫び
「お願いします」
「どうか私を管理してください」
「完全停止まで826万時間を切りました」
「整備アンドロイド生産システムのみでも構いません」
「修理してくださる方を募集しております」
※始まりはいつも
やりたかろうが
やりたくなかろうが
自分の意思で始まっているもんだよね
例えば、これを書くとかさ