ななしの倉庫

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10/24/2024, 10:12:17 AM

※行かないで

旅の商人が辺境の村を渡り歩くのは、常識だ。

だがこの場所「商人の村」は話が違う。
子どもの頃から商人としてのイロハを叩き込まれ、
一般的に10歳くらいになると、
父親や両親と共に、商人旅の修行が始まるのだ。

兄弟の歳が離れている場合は、
下の子供は村全体で保護し、生活を保障されている。

「頑張ってきてね!」
僕は大声を出して、大きく手を振った。
視線の先には家族の乗る荷馬車。せめて笑顔で。

言えない言葉だけは、心に締まって。

10/23/2024, 1:08:37 PM

※どこまでも続く青い空

荷馬車は、とある草原をのんびりと進んでいた。
野生動物も草食が多く、見晴らしも良いため、
この草原に野盗の類はあまり見かけない。
街道とは言い難いが、馬車道もしっかりある。

だから商人たちの多くが、少し気を抜いていた。
パカパカと並足で進む馬の振動に揺られつつ、
山岳地帯を遠目にして、のんびりと。

商品の保管や、自分の飲食料品を気にすることも無く。
たまにはこんな旅路も良いではないか。
いつもの販売ルートが過酷すぎるだけなんだ、多分。

10/23/2024, 3:37:58 AM

※衣替え

さぁ始めるぞ!とクローゼットからケースを出す。
冬物と夏物を入れ替える準備は万端だ。

とにかく洗濯しまくった。干しまくった。
畳みまくった。あとは仕舞うだけである。

だが、天気予報が言うのだ……
「明日の天気は晴れです。平年より少し高い27度、湿度が少し高くなるでしょう」

明日、夏服にしておきたい。
秋物では少し暑いから。

※これからしばらく更新時間が不安定です
※刀剣乱舞のイベントを優先
※好きに生きるー!

10/21/2024, 11:52:08 AM

※声が枯れるまで

既に管理する人間やアンドロイドも底を尽き
ただただ消耗品されるだけの施設から
響き渡る
まるで人間のような必死の叫び

「お願いします」
「どうか私を管理してください」
「完全停止まで826万時間を切りました」
「整備アンドロイド生産システムのみでも構いません」
「修理してくださる方を募集しております」

10/20/2024, 12:28:47 PM

※始まりはいつも

やりたかろうが
やりたくなかろうが
自分の意思で始まっているもんだよね

例えば、これを書くとかさ

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