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1/2/2023, 1:44:19 PM

後悔の胸騒ぎをおぼえている。
初めての後悔は…さて、なんだったか。
とにかく、今はそいつも数を重ねて、
とっくに私の一部になっている。
私の容量を食っている。
後悔の胸騒ぎを覚えている。

1/2/2023, 3:00:05 AM

新年でも、眠りから醒めれば
現実があるのは変わりない。
一日の半分を削って夢を見ても、
鬼か仏か、私は誰かに
此処へ引き戻されてしまう。
__理想を見てたい、褒美を見てたい。
今年こそは、大衆になりたいと、
十年経っても同じゆめをみるのだ。


《新年》

12/31/2022, 12:01:43 AM

お前さんが学校に来なくなってから、
空いた机を気にする人は誰もいなかった。

あまり誉められた存在感はしていなかったが、
思い返せばお前さんの顔というのは、
いつだって几帳面に眩んでいた。

人為的に造られた人間が、
また人為的に作った顔つきを湛えて、
マトリョーシカのようになったお前さんは、
堪え忍ぶような色の爪をしていたっけ。

お前さんが学校に来なくなってから、
空いた机を気にする人は誰もいなかったが、
前日ぐらいに、私はお前さんに何とかか声をかけた。

何一つ読み取れない声音に反して、
なるほど震えたつめ先だけは、
直に謳っていたんだな。

12/29/2022, 11:43:55 AM

その橙は共鳴である。
失いつつある肌の温もりを彩り直すため、
冬場はこうして手数な皮を剥くのだ。

《みかん》

12/28/2022, 3:59:34 AM

この国を知らない人がいる
その時点で、私の名に意味などないのです

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