10/9/2022, 6:00:28 AM
ビニール風情の破片無しには
歩くことすらままならない
遺伝子に顎で使われた
肉体の末路てところだろうか
彼らを後世にはこぶための
入れ物に過ぎない僕たちだろうか、
10/6/2022, 2:54:24 PM
自己憐憫の捗る冬に
不可抗力に過ぎた日を想う
一年ぶりの冬だっけ
悴むこの手を摩りながらああ
思い出した、
冬の風は目にしみるのだ
〈過ぎた日を想う〉
10/2/2022, 9:15:10 AM
膨大な数の誰かの言葉が
この身に憑依し鼓動している
この言葉は誰のものだ
今この言葉を紡ぐ者は、一体
9/30/2022, 7:26:59 AM
犬の名付け親になんてならなきゃよかった
あまりにインスタントな別れ際に、
思い浮かんだのはそれだけだった
9/25/2022, 10:48:38 PM
コンタクトが揺蕩う洗浄液の匂いと、
毎朝見つめる、鏡の中の片割れの顔立ち。
嗚呼、これが他人ならよかったのに。
自分を形容する姿かたちも定まらぬまま、
今日も遅めの平日が動き出す。