浅塩

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1/2/2023, 10:31:51 AM

『今年の抱負』

・夢を叶えるために勉強を真面目にやる
・去年後悔したことを今年もしないようにする
・勉強と趣味の折り合いをする
・今の友達を大切にする
・夜更かししない

頑張ります。

1/1/2023, 12:17:09 PM

夕方、遅めの初詣に行こうとしたら年賀状が届いていた。
私宛は5枚。おそらく明日も来るだろう。
近所の神社に向かいながら、年賀状を見る。
可愛らしいうさぎのイラストが描かれた年賀状にメッセージが書いてあった。一枚を除いて。
じっくりとそれを眺める。
ピンクで描かれたよくわからない形をした物体。
それがウサギを表してるのだと気づくのに数秒はかかった。
変な年賀状送るからと意気込んでいた彼女。
そう言えば画伯だった。
感想が思いつかない絵を彼女が書いている姿を想像していたら、神社に着く。
初詣はまた今度、彼女ら友人と行く予定だけど回数が増えることに問題はないだろう。
二礼二拍手、そしてお祈り。
〇〇や△△たちと同じクラスになれますように、好きな漫画がアニメ化しますように、成績が上がりますように、健康に過ごせますように…
最後に一礼をする。
純粋に世界平和とかを祈ろうと思ってたのに、いざとなると煩悩欲望が溢れ出してしまった。
除夜の鐘の効果はどうやら私には無かったらしい。
そんな普段と変わらない日常で始まった新年1日目。
その幸せを噛み締めて、
良い一年になりますように。

12/31/2022, 1:23:38 PM

大晦日だからと言って特に冬休みの1日が変わるわけじゃない。
勉強をしたり読書をしたり、いつも通りだ。
ちょうどスマホをいじってる時LINEが届く。
『今暇ー?電話しない?出来たらで良いけど』
急だなぁ…まぁ暇してたから全然良いけど
『良いよ。』
『ほんと!じゃあかけるねー!』
そのメッセージが届いたと思ったら、すぐに電話がかかってくる。
「もしもし?」
「あー!もしもし!久しぶりー!」
「そんな久しぶりじゃなくない?」
「26に遊んだきりじゃん。細かいことはいいの〜」
なんでこんなテンション高いんだろう…
「なんか良いことでもあった?」
「えっ!良いこと?誕生日に貰ったプレゼントが最高だったけど…」
「何を貰ったのよ…」
プレゼントの話や、クリスマス&帰省した時の話を聞いたらいつの間にか時間が経っていた。
「もうこんな時間…?1時間ぐらい喋ってるよ」
「もしかしてなんか用でもあるの?」
「いや特にないよ」
確かにこれから勉強再開しようと思ってたけど、まぁいっか。
せっかくの大晦日だし、より電話の方が今は私にとって大事だ。
「そういえばさぁ〜私の使ってる音楽アプリで今年よく聞いた曲教えられたんだけど、TOP 5まで全部同じグループのだった」
「あ〜好きって言ってたよね。分かり易っ」
「だよねーてかビックリしちゃった。」
「何が?」
「今年もう終わるんだなぁって。でも終わることにビックリしてるんじゃなくて、実感が湧かないことにビックリしてる」
「あーそれ、ちょっと分かる」
「ほんと?」
テレビのCMとか広告とか仰々しいほど新年を飾り立ててる。
まるで1月1日から激しく変わるかのように。
「新年迎えたって、私の日常の根本的なところは変わらないから」
「…うん?」
「新しい年を迎えて、確かに変わるよ。私だって…学年だったり、クラスだったり。でもなんだろう…最終的には結局良い年だったって言う感想になるからかなぁ…?」
「それってさ、色々大変なことがあっても楽しかったこととかが上回るってこと?それがいつもだからって話?」
「そう。そうだよ…今私は伝えようとしたこと全部言葉にされて感動してるよ…」
「それって1番幸せなことじゃない?結局良かったなぁって思えるのは」
「そうだよね…私の学校生活もなんだかんだで幸せだったし」
「えっ、それ何…私たちのお陰ってこと?」
やけに嬉しそうに聞いてくる。
言われてみればそんなことを私は言ってるのだろう。なら、
「うん。そう思う。今も私楽しいし。」
幸せだしとは、恥ずかしくて言えない。
「えー照れちゃう〜でも私も楽しいし幸せ〜」
お互い、どこからか笑ってしまう。
「ねぇ、私予告するよ。」
「何」
「0時になったらメッセージ送る!」
「はーい。楽しみにしてる」
ねぇ、こうやって年の終わりにこんな気分になれるだけで私の一年なかなか良かったんじゃない?

12/30/2022, 2:39:33 PM

クリスマスを過ぎると街は一気にお正月モードになる。
ついこの前まで、サンタの置物や赤と緑で彩られた場所は新春と書かれたポスターや新年と書かれたポスターで一面になっている。
まぁ、私も例外じゃないんだけど。
24日まで友達とサンタいつまで信じてた?とか恋人いないわ〜的な会話をしたと思ったら、今では店に並んだ年賀状、何を選ぶかで悩みまくっている。
あ、このウサギと女の子の年賀状可愛い。
その年賀状を手に取る。
へぇー3枚入りか。
あれ、よく見たらここに置いてある年賀状全部3枚入りなんだけど。なんでだ…?
今年8人に送る予定なんだけど、せっかくだし3種類別のにしちゃおう。
そういえば、今年兎年だから可愛いのしかないけど、ちゃんと選べたのかなぁ…あの子…
「私、年賀状は変なやつにするから!」
「変なのって何、どんなやつよ」
「なんか…変なやつ!笑っちゃうような柄の選ぶから!期待しといて!」
…一応期待、しとくか。
家に帰って、早速それぞれの住所を先に書く。
家が皆んなバラバラだから面白い。何この地名、ってなる。
表にはメッセージを書く。
年賀状本体にhappy new yearと書いてあるから丁度いい。
今年もよろしく、次も同じクラスになれると良いね、また遊びに行こうね…など
書くことはそこまで変わらない。
でも、思い出は人それぞれしっかりあるから。
こう年賀状を描いてるといつも思う。
勉強とかテストに追われたり、部活とか、行事とか色々大変だったり辛いことはあったけど、全てひっくるめると、
なんだかんだで、良い一年だったなぁ…
でもあの子や、その子がいなかったら辛いことは乗り切れなかったはず。
毎日顔を合わせたって、真面目なこと全然話してないけど、そうゆうことが結局幸せを感じやすいのかな…
来年も、この賢くないけど幸せな日常を過ごせますように。
だから信じて、全員の年賀状に書いてるのは使い回しじゃないから!
本当に心から、今年もよろしくお願いします!

12/29/2022, 2:27:32 PM

「みかん、食べすぎると手が黄色くなるのって本当かなぁ?」
「えっ、何急に。」
「この前おばあちゃんから大量のみかん送られてきてさーここ最近、毎日私みかん食べてるからさぁ〜比べさせて?」
手の色なんて気にしたことないんだけど…とは言えない。
まぁでも、比べてるみるのは面白そうだ。
お互い、手のひらを比べ合う。
「……手って手相の見え方とか質感?とかも結構違うものなんだね」
「確かにー。でも、私の手割と乾燥してるからますますそう見えるのかも」
まぁ、でも、
「色は違うけど、これ何色?一言で言えない感じがする」
「肌色でいいんじゃない?」
「いや、なんでそこだけ適当なのよ」
彼女の手は黄色い感じは確かにある。
でも、黄色かと言われたらわからない。
そもそも私と比べただけじゃ参考にはならないだろう。
「結局、よく分からなかったなぁ」
「良いんじゃない?人の手の色気にする人なんていないでしょ。それに、もし黄色くなるにしても1日7個とか8個とか…食べ過ぎなければ平気でしょ」
「私多くても1日3個」
「なら大丈夫だよ…って1日3個ってまさか」
「あぁ、お弁当にあるよ。みかん」
「えぇっ、お弁当のみかんだけは私無理…」
「えー何でー?」
「なんか、感覚的に?わからないけど」
「どうゆうこと?あ、〇〇いるじゃん。おはよーねぇ、突然だけどお弁当のみかんどう思う?」
…その後もその質問をして説明をするの繰り返しだった。
あれ、私今日、みかんの話しかしてなくない?
まぁいっか…面白かったし。
みかん、明日食べよっかな。

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