羊肉

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1/6/2026, 2:08:22 AM

吸い込まれるような青い空
一面に広がる銀世界
ぎゅっぎゅっと雪を踏み締める感覚も新鮮で
氷のようになった指先に白い息をかける
「…早起きした甲斐があったな」
まつげに反射した朝日がきらきらと輝いて見える
いつもなら、すぐにスマホで写真を撮ろうとでも
するだろう。
でも、今日だけはこう思った
「目に焼き付けよう」と

『冬晴れ』

11/5/2025, 7:08:23 AM

君と帰った帰り道。
ふわりと、キンモクセイの香りがした。
甘く、切なく、かわいいらしい香りが。
こんなに小さな花なのに、
いじらしく、かぐわしく香るのだ。
あぁ、どうしてこうにも甘いのか。
君との恋を掻き立てるように。

「キンモクセイ」

8/22/2025, 8:01:59 AM

《君は飛び立ってしまう》
【君は飛び立ってしまう】

《此処から》
【ここから】

《ずっとここにいるはずだったのに》
【ずっとここにいてくれると約束したのに】

《不安でたまらない》
【悲しみが止まらない】

《僕は引っ越す》
【君は引っ越してしまう】

《君との約束を破ってしまった》
【私との約束を破った】

《君は僕を恨むだろう》
【君は私のことなど忘れるだろう】

《そう思ったから》
【そう思ったから】

《一息に飛行機に乗り込んだ》
【一息に屋上の柵を超えた】

《君は飛び立った》
【君と飛び立った】

「君と飛び立つ」

8/21/2025, 4:05:40 AM

底についた水滴で、
ベンチを濡らしてしまったラムネの瓶
夕焼けに響く茅蜩の声と
少なくなってしまったクマゼミの声
棚にしまった水着と
涼しくなった風

大人になっても
この夏は

きっと忘れない

忘れたくない

「きっと忘れない」

8/11/2025, 1:06:12 PM

こぼれ落ちたアイスクリーム

君の手のひらからぽろりと
床にべちゃっと潰れたら
もとの姿とかわかんないくらい
色が混ざって
溶けて
醜いくらいになって

…もし…
僕も君の手からこぼれ落ちちゃったら
ああなっちゃうのかな…?

びくびくしながら
床に落ちたアイスクリームを
見つめていた

「こぼれたアイスクリーム」

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