この生きてる今が夢だったらいいのに。夢じゃないんだよね。
私に辛い思いをさせすぎだよ。神様。
隣の家のあの子。
昨日 引っ越したらしい。
お母さんに聞いたらあんたが悲しまないように言わないでって言われたらしい。
最後に交したあの子との会話は
「またね」
だった。
ぬるい炭酸と無口な君。
いつも無人駅のベンチで寝ている少年。
たまに起きているところを見かけるが「こんにちは」、と言っても首で返事するだけ。あまり喋ってくれないからか少し嫌なイメージががあった。
そんなある日、
今日も寝てるのか、と思ったけれどいつもと様子が違う少年が居た。
今日の気温は30度超で熱中症になるのもおかしくない。と気づいた私は急いで近くの日陰まで連れて行き、一緒に休憩した。少し時間が経った頃少年が喉が渇いたと言っていた。ここら辺は田舎で自動販売機も少し遠いところにしかない。すると少年が「家すぐそこだから連れてってくれねぇ?」と弱っている声で言ってきたので家まで連れて行った。ベッドに寝かせて冷蔵庫漁るよーと言い冷蔵庫を開けるけど、水がなくて炭酸ジュースしかなかった。すると少年がそれでいいから持ってきて、と言うのでしかたなく炭酸ジュースを持っていった。
そこで少年が一言、「ぬるっ!?」と急に大声を出す。
大声を出す少年な驚いて私は笑いこう言った。「君ってそんな大声出せるんだね笑笑」すると君はこう言った。「俺のことなんだと思ってるんすか、笑」ってね。
いいんじゃないですかこれ!?!?結構書くの向いてるかも??笑笑
十数年前の夏休み、携帯電話などの電子機器がひとつも無い時、大切な人は隣の県に住んでいた。だから夏休み中に遊ぶ約束などはすべて手紙で行っていて暇な時も手紙を書きそれぞれの夏休みの思い出などを交換し合っていた。そんな平穏な日々にある災害が起こった。
十数年前、日本に大きな地震があり、私が住んでいた所は大きな津波に飲み込まれた。
なんとか私は避難場所に行き一夜を過ごした。
そこから色々あり、自分の家に帰り大切なものなどを持ってくる人などが増え私もその1人だった。
そして自分が住んでいた家の中を見ると私の部屋はぐちゃぐちゃになっていて大切な人から貰った手紙も無くなっていた。あるのは手紙が入っていた封筒とおそろいのぬいぐるみ。
わたしの大切な手紙が無くなって沢山泣いた。
「眩しくて」
隣の席に座っていて毎日空を少し眩しそうに眺めている君。
そんな君に僕は恋をした。
恋をした理由は漫画のような一目惚れ。
初めて高校へ行く時の通学路に猫と触れ合っている君の姿が見えた。猫には
「私、高校生なれちゃったよー!」
「友達できるかなー?」
などと言ってすごく可愛かった。
その時、かわいい笑顔の君に僕はビビッときた。
きっとこれは運命の人なんだろうなっ、て。