7/29/2025, 11:47:23 AM
「悪いけど、好きな子が居るんだ」
告白する前に失恋決定。
タイミングの悪さにその場に座り込んだ。
忘れものを取りに来ただけだった。教室の引き戸を開けようとして先客に気付いた。
慌ててしゃがんで姿を隠す。告白を立ち聞きなんてするつもりはなかった筈なのに、動けなかった。
好きな人が別の子に告白されていたことより、
思いを寄せる人がいる事実がショックだった。
動けず項垂れていると肩を叩かれた。
「……どうかした?」
彼が教室から出てきて声をかけてきたが、緩やかに首を振る。「告白を聞いていました」なんて言えず沈黙を貫いた。
7/27/2025, 12:48:55 PM
彼の肩に凭れ掛かり体の力を抜いた。
余計なことは何も考えず甘えられるこの瞬間がオアシスだ。
まるで労わるように頭を撫でてくれる。
物言わぬ優しさにどれだけ救われているか、
彼はきっと知らないだろう。
手放したくない大切な人。
安らげる居場所。
それがあるからどんな困難でも乗り越えられる
7/26/2025, 2:48:49 PM
涙を拭ってくれた無骨な指の感触を忘れられない
ぎこちなく笑いながら慰めてくれた声も聞こえない
あんなにも簡単に届いた手は届かない
あなたはこの国の民を守る英雄として
遠い異国の空の下、戦いに明け暮れているだろう
会いたい
跡が残るほど流れたなみだが頬を伝う
願いは叶わぬと知りながら、神に祈る
_____どうか愛しい人の命をお守りください、と
7/24/2025, 11:08:17 AM
嫌なことから逃げていいのだと伝えたい。
親の人生ではなく、自分の人生を歩んでいいと。
言いたいことを我慢しないでいい。
感情を出すことは悪いことではない。
笑ってもいいと。
手に入らないと諦めてしまったもの
両手に抱えきれないほどある
過去に戻れるとしたら、
取り戻したいと思うのは我儘だろうか。