悔し涙なんて
もう、でないよ
確信的な悟りを前に
決意は脆かった
残酷な程に
カミは、私を嫌っている
または
パンドラの箱を与え続ける
衝動的な殺意は
悪意と共に心中してほしい
行動に繋がらない愛は
必要としないから
無言の肯定は遠慮したい
もう、疲れているから
芸術なんて知らない
青さなんて知らない
しれたなら
死んでもいいという
嘘を吐き続ける
それは今だに
シュレディンガーに過ぎない
悲しいのかな
わからないなぁ
終点行きの電車に乗る
古い友人に手を振る
自分の教え子の
幸せを眺める
親の幸せを願う
当たり前にあるはずなのだ
あったのだ
分かっている
でも
もう、無理なのかも
そう、なのかも
疫病神がこちらを見る
あなたが私を笑う
変わってないなぁ
分かってないなぁ
分かってはいたけど
認めたくない
私は
その青さに溶けない
…今の所は
ねぇ
終わりがあるなら教えてよ
悲しくない終わりを
苦しくない終わりを
風と生きたこの街に
もう二度と
風が吹くことはなかった
人の軌跡を辿ると
どこかで
何かが繋がっている
そして
無性に悲しくなる
私は
あなたに生かされているのに
あなたに憎まれることばっかり
しちゃっている
ご先祖様
あなたが見守っているなんて
信じてないけど
あなたが繋いだ命には
報いたいと思っている
数分後には
忘れる誓いだとしても
好きになれない
嫌いになれない
そんなモノって
なんでしょうね
一つは
きっとこの世界
あなたは何度
人を世界を
嫌いになりましたか
あなたは何度
愛を世界を
好きになりましたか
そうであっても
そうでなくても
人として生きるなら
好きも嫌いも
あるに越した事はありません
好きも嫌いも
共感と希望になります
でも
どちらでもないものの方が
世界には溢れています
夜が明けた。
この先は何をしようか。
隣には
君が居ないけれど。
それでも
進んでいくよ。
君がくれた
夜明けを忘れないように。
複雑に染まった
朝焼けの街を歩く。
君の名前を忘れないように。
君から貰った愛を忘れないように。