それは
必然の様で
至って当たり前の
偶然だった
些細な事でも
人は簡単に死ねる
そんな簡単なことも
忘れる程に充実していた
でも
ふと、面影を感じる
置いていってしまった
終わらない日々の記憶を
届かないのは
あなたの言葉か
私の願いか
それを溶かせないのは
今も自分が自分を呪うから
調子に乗った嘘くらい
明日になるまで吐かせてほしい
泣きたいほど
痛かった
寒暖差には弱いくせに
あったかいのを求めてる
陽だまりの下で
幸せに笑うことを願ってる
繰り返し
繰り返し
木の下で
ウロウロと考え込んでいる
ふと差し込む光が
自分に合った物だといいな
なんだか
ありふれた話だ
恋に落ちて
愛を知り
そして
困難を乗り越えて
二人は結ばれる
それを歌うのは
流行りのボーカルだったり
オペラ歌手だったり
幸せそうな
遠い歌
『人間未満』には
愛の歌は
ちょっと理解しがたいかも
だけど
知りたいと思う
それが
AIが感情を得るのと同じくらい
有り得ない事でも
恋の歌は身勝手で
愛の歌が未知の物でも
美しくて
なくてはならない物だと
信じていたいから
手紙を開くと
『暇人』からの
最後の手紙は
要領を得ない物だったので
その一つ前を
最後の手紙とした
その手紙は
寒い冬からの手紙で
不安そうで憂鬱だった
言わなくても分かる
そういうものだ
最後の手紙は
何故書いたのかもわからない
そんな日の話で
終わってしまっている
期待と願いと
締めの言葉
未来に対する
漠然とした希望と絶望感
そして悟り
ただ今は
何かが明確に変わっている
そんな気がする
マイナス思考は置いていって
とりあえず、此処に
一つのピリオドを置く
追記
暇すぎて
そろそろ人間であるのかも
怪しくなってきました
それなりに
勤勉には生きていますが
それも
思い込みかもしれません
例え、無辜に生きたとしても
もう、幸せを得れるような時代ではないのかもしれませんね
当たり前に人を殺して
気づかないような
そんな狂った地獄が
今、目の前にあります
それを受け入れる事が
人間の第一歩なのでしょうか?
わからないからこそ
人は理解を望む
理解はやがて
強い拒絶を生む
分かってはいた事だ
だけど、苦しい
あんなに純粋だった瞳が
嫌悪に染まる瞬間を見た
それが嘘なら
どんなに良かったか
自分自身すら
嘘にしたい秘密を
君は許容出来るのか?
問いかけの模範解答を
他人に期待するのは間違いだ
そんな事は
とうの昔に知っている
でも
もう、わからないのだ
自分自身の願いが
君は、この答えが
すれ違いの果てだと
そう
思っているのか?