6/5/2025, 11:29:50 AM
何かを通して見た
それは目で見るのとは
少し違って
終わる儚さが
より克明だった
何処か遠い
そんなそれが
今はちょっぴり
近く見えた
6/3/2025, 10:09:53 AM
約束だよ
どうでもいいって、
諦めてたのかも
久しぶりのそれは
酷く現実味がなかったから
指と指が絡まって
離れていく様は
寂しさは
誤魔化しようがなく
言葉はとても
簡素に見えたから
6/2/2025, 12:01:10 PM
ある大雨の日のことだった
その日は前日の晩から
バケツをひっくり返す様な
記録的な大雨が降った
そのくせに
大雨警報は出ず
その少女は意味のない
傘を持って道を進む
周りには少女の他に
誰もいない
それは当然のことであった
少女は知らないが
少女が向かう学校は
休校になっていたのだ
それを知らない少女は
一人寂しそうに
歩いている
その僅か数分後
パチャパチャと雨を弾く音がして
少女が姉と慕う
少女より二つ年上の女性が来た
今日は学校休みだから帰ろう
そう言って
少女の手を握った
少女のその顔は
傘で隠れていた
雨は次第に激しくなり
二人は走って帰路に着いた
5/31/2025, 12:21:29 PM
悲しい事を
悲しいと共感したかった
それでも
そこには明確な
勝ちと負けがあった
だから
迂闊には触れられなかった
自分は
勝負から逃げたから
自分は
非難する事も嘆く事も
してはいけないんだ
だって
それはどうにもならないから
勝ち負けなんて
どうでもいいって思うんだ
やっぱり
5/30/2025, 10:22:18 AM
カット!
シーンの終わりを告げる声
この物語はここで終わりだ
お疲れ様〜
労いの言葉が飛び交う現場は
暖かい雰囲気に満ちている
私達の物語は続く
続くのだ
あの物語は
一応、ハッピーエンドだった
これからはどうだろう
わからない