4/3/2025, 3:01:12 PM
歩いてきた道は
忘れる程長くて
馬鹿らしくて
滑稽だった
伸ばした手は
呆れる程冷たくて
悲しくて
痛かった
それでも
君と
君といた日々は
嫌いになれなれなくて
好き…とは
言えないけど
大切だった
4/2/2025, 10:51:30 AM
夏の晴れた日
妬きそうな陽に向かって
大きく手を伸ばした
冬の曇り空
ふわりと降る雪に向かって
優しく手を伸ばした
ある日の明け方
消えそうな星に向かって
空に向かって
とにかく手を伸ばした
4/1/2025, 6:47:49 AM
一つだけ、嘘を吐いた
また会えるよ
そう言って
手を振った
会う気なんて無かったし
会えるとも思っていない
でも
君はまた会えると信じて
またね!
笑って手を振るから
苦しくなって
黙って帰路に着いた
君は春になったら
居ない事に気づくんだろう
別の場所で
同じように桜を見ているのかな
3/31/2025, 9:53:21 AM
冬の寒さが過ぎれば
花が芽吹き始める
当たり前のことの様で
待ち侘びたものでもある
君は
春風とともに
戻ってくるだろうか
桜が見れなかった貴方は
チューリップを植えた貴方は
この時期を
待ち侘びていたから
3/30/2025, 9:52:22 AM
悲しみは音楽になり
詩になり
記録になり
歴史になる
その過程には
たくさんの血と
これからの血がある
涙が透明な血の姿で
生まれた悲しみを洗うなら
それはいつまでも
忘れられないだろう