最近、
急に寒くなってきたなぁ
なんて思って
天気予報を見た
まだ
例年通りの寒さではないらしい
そこまで寒くないって…
今でも十分寒い
寒いのに、
暑くもあるのがおかしい
憂鬱だけど
暑いのよりは…
と、思ってピタリ
秋はどこに行ったんだろ…
あの、過ごしやすい季節は
どこへ行ってしまっただろう…
秋はまあまあ好きだ
春の次くらいには…
だから
探してしまう
衣替えの為に出した
秋のコート
まだ
使えないな
かなり前、
私が
遅刻をしてしまった日の事だ
その時は、
合唱祭の練習日で
教室には誰も居なくて
そういえば
今日、歌の朝練あったなぁ
なんて
ぼんやりと思いながら
席に着いて
周りを見ていた
水筒や開きっぱなしの教科書
散らばる文房具
聞こえない声
時が止まった様だった
私だけが置いていかれて
一人みたいだった
………
そんな事を今
舞台の上で思い出す
日常を失くして
希望を失う主人公
…そこから
幸せな記憶を思い出し
立ち上がる
そんなよくある合唱曲
…今は何故だか
愛おしい
私は歌う
思いをのせて
声が枯れるまで
突飛な話だが、聞いて欲しい
可笑しな人物に遭ったのだ
今までの人生の中で、最も可笑しな
…彼は『あるモノ』が好きだった
彼は、ソレを、かっていた
彼の好きなモノは何かって?
まだ、待ってくれ、
話を最後まで聞けば分かる…
私の仕事は画家だ
だから、彼は必然的に金持ちだ
何故かって?
私は有名な画家だ
…自分で言うのも何だがな
風変わりな金持ちに呼ばれるんだ
私の描く、変な絵が気にいる
物好きにな
…そこでとある少女に会った
始まりはいつも
すみません…
まだ書きかけです…
気が向いたら書きます
ぼんやりしていた
なんでだっただろう?
後悔と言う感情は、
いつまで経っても消えないらしい
私は、貴方の幸せを願っていた
だから、
離れたの、
だって、
私、
もう、
長くないから
私の代わりに
幸せになって欲しくて
…一年だよ
たった一年
貴方が一年を
たった一年にした
貴方が大好きなの
世界で一番
だから………
もう……
遅いけど…
「愛してました」
貴方の棺の前
私は泣く
泣いて、泣いて、泣いて
枯れてしまえたら良かった
花火の香り
海の冷たさ
山の空気のおいしさ
風の心地良さ
…灰になった全て
後、一年もある
すれ違い
涼しい風が吹いた
空は晴れ渡っていた
どこまでも広かった
あの日
一年前のあの日
ここで見た景色は
もっと暖かかった
希望があって
賑やかで
でも…
今は
少し肌寒い
何故か暗い
晴れてるんだよ?
どこまでも美しく
雲は一つも無いんだ
秋晴れ