小さな愛
愛なんて
重さでも大きさでも無い
自分の中に
ふと感じられる真心…
それが愛だから
美しいだけが愛じゃない
楽しいだけが愛じゃないってこと
大人になればなるほど
思い知らされてゆくんだ
でもそこから先に
見つけられたものに誰かが
微笑んでくれたなら
小さな愛で世界は満たされてゆく
空はこんなにも
躊躇いなんか捨てて
風に流れる雲のように
自分の心のまま
進めばいい
空は色を変え雲をしたがえ
太陽を招き世界を照らす
夜には月に星
涙を癒し心に優しく問いかける
どこまでも自由で
どこまでも果てしなく深い
空の景色に導かれ
どこまで行こう…
私の中の眠れるワタシに
出逢う旅路
子供の頃の夢
子供の頃
お姫様になりたかったわけでもなく
何になりたい…でもなく
ただ ただ 自由になりたかった
自分の思いを声に出して
自分の手で探して見つけて
この手に掴んで…
決められたRailなんて要らない
誰かの望む未来なんて要らない
でもそれが言えなくて
そこから逃げられなくて
良い子を演じてた
現在(いま)は一端の大人を演じる
愚か者
まだ追いかけてるあの頃の夢
何が自由なのかもわからないクセに
どこにも行かないで
始まりは
いつか訪れる終わりに続いてる
カタチあるものは
いつか壊れ消え去ってゆく
わかってる
見てみぬフリをして
時を見送っているだけ…
それでもその中で
たくさんのカタチにならない
大切なものを積み重ねてる
いっそ壊れて無くなって仕舞えば
執着なんてものを知らずにいれたのに
せめて今はそばにいて
せめて今だけはどこにも行かないで
心だけ置き去りにしないで欲しい
好き、嫌い
歌を歌うみたいに
簡単に口にできたなら
苦しくないのに
感情が邪魔をする
文字にすればたったの二文字
笑ってさえも言えない
ほんと(真実)の心はポケットの中
嫌い…それすら悪戯にも
あなたには言えなくて
そんな自分が
愚かで可愛いなんて…
今宵の月が私をみて笑う