#時間よ止まれ
幸せと不幸せ
いつも背中合わせ
ひとりでいて寂しいよりも
あなたといても寂しいと感じるのが
もっと辛くて
だから昨日までの幸せなんて
信じられなくて
いつもいつも心の中で祈ってる
あなたが見つめる今この時を
あなたが微笑むこの瞬間を
閉じ込めてしまいたい
私の腕の中に
祈るような願いを
光の中においもとめて
ひとつ ひとつ
受け入れながら
静かに時のかげに祈ろう
時を留めないと
時をみおくらないも
#夜景
宝石箱をひっくり返したみたいと
丘の上から見下ろす景色に
声をあげてたあの日
はしゃぎながらも
本当はわかってたの
あの光 ひとつひとつの下に
たくさんのストーリーがあること
綺麗だけじゃない
涙も憎しみも溶けて瞬き
いつか私たちものみこまれてゆくこと
それもまた新しい夜明けを迎える為の
きらめき
闇の中に浮かぶ光と影に
過ぎてきた時の流れを抱きしめて
少しだけ微笑む
わたしを月がわらう
#花畑
種を蒔こう
言葉の種を
美しい言葉を咲かせよう
そしていつか
美しい実をたたえて
キミの世界を癒やし彩る
そしてキミの周りを
豊かにしよう
その美しい花畑は
そこからまたヒトを讃え
キミを育ててゆくのさ
優しい言葉は美しい言葉は
心を豊かにしてくれるのだから
#空が泣く
街の色が変わる
風の色が変わる
空の色が変わる
僕の世界が変わる
知らぬ間に
気づかぬうちに
あんなに熱かった全てが
あんなに煌めいた時間が
なぜだろう
何を見失ったのだろう
ちぎれてゆく雲が
薄く広がってゆく
泣けもしない
追いかけることもできない
僕を憐れむのか…
今にも泣き出しそうな空が
僕を包む
#君からのLINE
わざと既読無視した
いつもいつも
待ってるなんて思うなよ!
都合の良い女になんてならないんだぞ!
なんて呟きながら…
ほんとは待ってた
イライラしながら…
ドキドキしながら…
でも でもね
今度はちょっぴり意地悪させて
思わせぶりなんて嫌いだけれど
繰り返し送られてくるLINE
並ぶ文字より
あなたの声があなたの言葉が
聞きたいのに
月明かりの下光る画面の中で
素直になれない私を笑う
あなたが見える