遥遊

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11/21/2024, 10:20:30 AM

#どうすればいいの?

鏡の中の見知らぬ私

手を伸ばし熱のない頬に触れてみる

揺れる心

たったひと言に戸惑い

返ってこない言葉に振り回されてる

見て見ぬフリをしてきた

自分のキモチに蓋をしながら…

なのに何故なの?

どうして今更?

気がついてしまった真実

あなたの言葉は魔法の言葉

どうすればいいの?

鏡の中にはもう一人の私が

何かを呟いてる

11/20/2024, 10:22:08 AM

#宝物

宝物は眠らせて

深く深く

静かに静かに

誰にも内緒で

そっとそっと

それはやがて

私の中で化石のように

消えない秘密の物語になる

愛そのものになる

11/19/2024, 11:44:49 AM

#キャンドル


ゆらゆら揺れて

闇を照らす

儚げに

だけどしたたかに

生命をけずりながら

誰かの心を癒してゆく

小さな世界の小さな温もり

そんな生き方ができたなら

人生の中のひとときでもいい

そんな時間があれば

自分で自分を誉めてやれるのに…と

揺れる炎に語りかける夜

11/18/2024, 10:41:03 AM

#たくさんの思い出


数えきれないほどの

思い出があったはずなのに

楽しいことばかり

覚えているわけじゃない

悲しいことばかりでもない

忘れたい

そう思うことほど消えない

忘れたくないと思っても

時の流れに薄れてくこともある

それでも生きてきた

その場面場面で

ぶつかって転んで立ち上がって

今がある

たくさんの思い出の中に

私の命を支えてきたものがある

この長い生命の旅を

終える日まで

思い出を積み重ねて行こう

11/17/2024, 10:14:52 AM

#冬になったら


秋が駆け足で通り過ぎて

色褪せた街並みが

いつもよりもっと僕を

悲しくさせた

それでも暗く寒い夜も

あと少し待てば

そろそろ白い花が舞い降りる

冬が来るよ 

静かに優しい

悲しみを包み込むように埋めていく

埋もれてゆく

そして銀色の世界が広がって

僕は生まれ変われるだろう

また春を待つ為に

冬を待とう

風を見送りながら…

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