手放す勇気
貪欲に求めてもいい
足りない!って
叫んでいいんだ
がむしゃらに抱え込んだそのあとは
その両手に持てるものだけ
あればいい
余計なものは捨て去るがいい
溢れるほどのものは要らない
足りないくらいが丁度いい
そう思える自分になれたら
もっと優しくなれるでしょう
足りない世界の美しさ
素敵な未来(あした)が見えるでしょう
光り輝け、暗闇で
どん底に堕ちて
泣き叫ぶ声さえ失くして
信じるものさえ無くしたと
思ってた
それでも何故だろう
絶望の中でもまだ生きてる
生かされてる
誰かからの言葉 笑顔
大好きな歌や景色
まだ私の中で煌めいてる
今はどん底
これ以上下がりはしない
ならば少しだけ上を見ながら
生きて行こう
心にひとつひとつ
煌めきを増やしながら
やがて暗闇も違う世界に変わるだろう
やがて光を連れて
朝は来るから
信じてみよう 生きてる自分を
酸素
あたりまえの日常の中
あたりまえにあると
気にも止めずに生きてる
目に見えないものの
大切さを忘れて
人は何故いつも
大事なことを置き去りにして
後で後悔するの?
わかっていたはずなのに…
呼吸することも
生きてゆくことも
奇跡と必然の狭間
時々でいいから
思い出そうか
キミの周りの目に見えない
有り難い世界を
記憶の海
広がる海原に立ち
風に吹かれて
目を閉じれば
遠い記憶
伝えられないもどかしさ
とめどなく溢れる憧れを
海に流して 忘れたくて
それでも時折波に引き寄せられる
そんな思いでここに立ってしまう
足元には波にあらわれたシーグラス
まるで思い出のカケラ
もう大丈夫だよ
そう語りかけるように
ワタシの宝となって戻ってきたのか
生きてることの意味が
少しだけ愛おしくて
静かなる森へ
迷い焦がれた
深い闇にのまれ
辿り着いた
孤独の世界
寂しさを欲したわけじゃない
安らぎが欲しかっただけ
ヒトに疲れただけ
言葉を忘れたかっただけ
ほんのしばらく
深い森の中に溶けてしまいたい