一輪の花


風に揺れる一輪の花

その姿を覚えておこう

その強さ気高さを

どんな世界に置かれたとしても

自分らしくあればいいと教えてくれた

あの花の美しさを

忘れない　　忘れない

魔法


あなたのくれる

言葉は魔法

あなたの触れる

その手は魔法

時には優しく

時にはせつなく

私の心をとらえてしまう

どうか　私を眠らせて

幸せな夢のままに

君と見た虹


寂しさを隠して

創り笑顔のまいにち

そんな日々にも慣れてしまい

ホントの自分を見失った

そんな歪な心の隙間に

そっと寄り添ってくれた人

泣いてもいいと

優しく心に傘をさしてくれた人

初めて泣いて泣いて

涙の雨が渇いた心に沁みた朝

優しい虹がかかった

彩りのない心に

君にも見えますか

君にも見えましたか

優しさと愛しさが溢れる

二人の世界にかかる虹

夜空を駆ける


今宵も淋しさを纏い

時は夜空を駆ける

逢いたいキモチを星に寄せ

伝えたい言葉を

月あかりに誓いながら

眠れぬ辛さはせつなさに

甘く揺られながら

ひそかな想い


シンシンと降り積る雪のように

止まらぬ想いは

積み上げては

せつない涙にとけては

またつもり深く深く

高く高く重なりうららかな

心の陽だまりに夢を托す

あなたも同じ想いならいい

同じ痛み同じ涙を感じて欲しいと

素振りにも見せないわたしの想い

気づいて欲しい

気づかないフリして欲しい

あなたの差し出すその優しさに

しばらく甘えていいですか