あなたは誰
どこにいても
どんな時でも
あなたを感じ
あなたを見つけることができたのに
いつからだろう
私の声が届かない
あなたの声が聞こえない
あなたの姿を見失って
あなたはいつのまにか
私の知らないあなたになっていった
あなたは誰
あなたはどこ
きっとあなたの目には
もう私は映らないのね
いっそ私の中からあなたの記憶さえ
消えたならいいのに…
なのに
なのに…
あなたとの思い出が全て
消えることはなくて
手紙の行方
心を文字にすれば優しく
伝えることはできるけれど
文字は心が乱れれば
隠しようがなくなるから…
どんなに創り笑顔でいても
どんな言葉で飾り立てても
文字は表情を変えてしまう
だから悲しい手紙は空に飛ばそう
悲しい手紙は風にのせて
見送ってしまおう
返事はいらないから
優しさの手紙はいつか
心のポケットに届くと信じて
輝き
暗闇が良かった
暗闇で良かったんだ
キミの周りが眩しすぎて
自分がみすぼらしく感じて
避けて避けて
逃げて逃げて
キラキラなんてキライと嘯いてた
ホントは欲しくて欲しくて
そばにいたいくせに
そんな僕をキミは知ってた
だから少しずつ少しずつ
届けてくれていたんだ
キミのキラキラを
頬をつたうナミダの優しさで
時間よ止まれ
笑ってみせてよ
今は泣いてもかまわないから
今は悲しみを抱きしめながら
時の意地悪を恨んだとしても
時がキミのこころを追い越して
空っぽになってしまったとしても
時は残酷 でも時は優しい
今は時を止めて泣いてもいいよ
涙が枯れるまで
だけど笑ってみせてよ
そこからまたキミの時間は動きだすから
君の声がする
目を閉じて
この世界に耳をすませてみれば
風の中に
騒めく雑踏の中でも
私にだけ語りかけるよな
懐かしい声が聞こえる
振り向いても
見まわしてもその姿は
見えはしないけれど
確かに私を支えてくれる
言葉が背中を押す
弱さにのみこまれそうなとき
その声にその優しい言霊に
導かれ生きていこう
諦めることなく
自分を信じ許しながら