#奇跡をもう一度
運命なんて信じない
自分も周りも信じない
そんな生き方ばかりして来た
そんな私に出逢いは
奇跡なんだと教えたキミ
その出逢いから何を受け取るのか
受け取らずに通り過ぎるのかは
お前次第だよと言ってた
失くした後で気がついた
キミとの出逢いこそ奇跡だったと。
キミに言えなかった
ありがとうとごめんね
もう一度奇跡があるなら
キミにまた逢いたい
さりげなく過ぎてく時の中で…
#たそがれ
振り返れば
いつもそこにいた
シルエットが優しい闇に
溶けて消えた
秋の風が頬をなぶり
冷たく囁く
どうして追いかけないの?
今ならばまだ間に合うのに…
あなたは誰?と問いかけるほど
心が遠くなってしまったのはなぜ?
あなただけのせいじゃない
でも私だけのせいでもないのよ
#きっと明日も
笑いながら泣いた
泣きながら怒りをぶつけた
怒りながら笑い飛ばした
歳を重ねるごとに
感情に振り回されたくなくて
大人ぶって見過ごして…諦めた
変わっているように見えても
ホントはほんの少ししか
変わってないんだワタシ
頭の中だけが騒がしい
嫌いな自分を捨てちまいたい
そんな日々の繰り返し
きっと明日もこうして生きてくんだろ
好きだった自分を懐かしみながら
#静寂に包まれた部屋
この四角い小さな部屋
何も無い
ただガラス一枚で
外界から隔絶された世界
色も景色も光や風の揺めきも
人の流れも見て取れるけど
ただ音のほぼ無い世界
そしてこの中に私がいることを
誰も気づきもしないのだ
私はただこの中で
全てを感じるだけ…
自分の想像する世界と重ねてるだけ。
傷つくのが怖いんじゃない
これ以上何かを傷つけて
自分を嘘で塗り固めることに
疲れただけ
静寂の中でもまだ騒つく心
叫びだしたい…
そんな自分の唇を強く噛んだ
#別れ際に
黄昏れ時は淋しくて
恋しい人に会いたくなる
二人でいても寂しいならば
いっそサヨナラを…なんて
揺れる心を笑顔で隠して
言えない言葉抱きしめてる
昨日のサヨナラは
ホントはまたね…のサヨナラじゃなかった
キミはいつものことと
また明日ね…なんて笑って手を振って
微笑んだあと
背中を向けた私の涙
知りもしないで
明日は言えるかな…
サヨナラする前に言えるかな
淋しくてしかたないんだって