遥遊

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5/29/2024, 10:24:13 AM

#ごめんね

いつもの口ぐせ

ごめんね…って

そんな言葉が欲しかったんじゃない

何か言ってよ!なんて

ホントは言葉さえ要らなかった

黙って強く抱きしめて

苦しいくらいに

そして涙を拭って微笑ってよ

それがわからないあなたなら

もういいのかな

最後のごめんねは

私から言わせて…

5/28/2024, 10:40:11 AM

#半袖

雲の裂け目から

太陽が光の矢を射る

ありふれた景色が

少し煌めいて見える朝

風さえ心震わせる

季節が色を変えてゆくように

僕らの世界も少しずつ

変わっていくんだね

ふとしたことがすごく気になって

小さなことに戸惑うんだ

誰かと笑い合うキミ

遠くを見つめる横顔

白いシャツからのぞく腕

風に揺れるスカート

夏の魔法にかかった僕は

何故キミの周りだけ眩しく見える

そんな思いに気づいてしまった


5/27/2024, 10:15:08 AM

#天国と地獄


迷いこんでしまったの

あなたを探しに行こうって…

甘い夢ばかり見て

それよりも怖い

甘い罠のことなんて忘れてた

堕ちてゆくのも快感だなんて

とんだ口車に乗せられてさ

馬鹿だね

それでも好きになっちまったんだもの

天国だってさ 地獄だってね

今のワタシには

あなたしか見えやしないんだから

5/26/2024, 10:17:07 AM

#月に願いを

欠けては満ち

満ちては欠ける

月の明かり

太陽の下、言葉に出来なかった思い

ひとり夜空見上げ呟けば

いつかは届くような気がして

いつかは眩い光の中で

声に出せる…

そんな気がして

朧気に霞む月にさえ

鮮やかに浮かぶキミの微笑み

5/25/2024, 11:31:11 AM

#降り止まない雨


長い長い夜だった

孤独の淵で

闇に呑まれそう心抱えて

沈黙を破れなくて

呼吸することすら鬱陶しくて

窓をつたう雨

全ての音を掻き消すほどの雨

醜いわたしの心を

優しすぎたキミとの思い出を

流し去ってくれたなら

私たちの明日は

報われるのに…

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