#あの頃の私へ
大人ぶってても子供だったんだ
自分さえ我慢出来れば…とか
誰かが泣かないですむのならなんて
悲劇のヒロインになって
あなたの幸せを祈ろうだって
とんだ茶番劇
笑えもしない
欲しいモノをどうして素直に
欲しいと言わない
幸せになりたいと言いながら
幸せを手放した愚か者
そして自分を
そして自分の周りの全てを傷つけてきた
心だけ置いてけぼりにして…
あの頃の私
わたしがわたしでいられた
そしてわたしがわたしを捨てた
遠く恋しい時間
#逃れられない
逃げても
どんなに逃げたいと願っても
自分についた嘘や誤魔化しからは
到底逃れられない
仮面の下で
泣き続けるだけ
#また明日
泣いてもいいよ
口にしたくない言葉を
今なら吐き出したっていい
明日なんか見たくないよ
消えてしまいたいなんて
そんな思いが
キミの中で吹き荒れてるだろうけれど
そばにいるから
ただそばにいるだけなんだけど…ね
それでも
また明日 キミの笑顔が見たいから
『また明日 』
その言葉にキミが寂しそうにしてるから
今日の悲しみが薄れてゆくように
二人で今日を笑い飛ばそう
今日より明日はきっと幸せ
#透明
ヒトはきっと
生きていく間に
生命のキャンバスに
たくさんの色を重ねながら
自分を探す旅を続ける
やがて歳を重ねて
全ての生命に感謝が生まれる時
彩りの世界は
飾り立てた色を捨てて
無色透明な世界に還ってゆく
生まれたての赤ん坊のように
差し出した手に小さな光だけ
握りしめて
#理想のあなた
今どき
白馬の王子様なんて言わないけど
並べ立てたなら
呆れるほどにあれもこれも…
でもね
あなたに出逢ってしまったから
あなたが理想になってしまった
ただただ普通
それでも特別
たぶん時間経ったとしても
飾り立てた私の理想なんて
笑えるくらいに平凡な時間が
流れるんだろうね
それがいい
それでいい
あなたといる時間が好き
あなたと一緒にいる時の私が好き
あなたは私に何を求めるのかしら?