#君に会いたくて
こんな寒い夜は
星の瞬きさえ
なんだか泣き出してしまいそうで
ふと
ぜったい言葉にしないと誓った思いが
溢れ出しそうになる
隣にいるだけで暖かかった
名前を呼ばれるだけで
ココロ震えた
初めて愛する事を教えてくれた人
明日のサヨナラは
突然やってくるんだと教えてくれた人
会えないけど会いたくて
会いたいのに夢にさえも会いに来ない
雪降る窓辺
窓の外を見下ろせば
コートの襟を立てたあなたが
見上げてるような気がして
ずっとここを離れられずに
夜がまた更けてゆく
#閉ざされた日記
運命だと感じた出逢いから
これも運命と受け入れたサヨナラ
パステル画のように
優しい時代
愛することの悦びも哀しみも
わたしの記憶に染みて煌めく
わたしがワタシでいられた時代(きせつ)
屈託なく笑うワタシがいる
たった3冊の日記には
生きた証が詰まってる
捨てられずに
だからといって開くこともできなかった
あれから長い長い歳月
それぞれの時が流れた今だから
ふと会いたくなる
心の中に眠らせた貴方
そろそろあの頃のワタシと
素直に会話できるかしら
閉じたとびらを開けてみたい
少しだけの後悔とありがとうを
書き込みたい
青い文字で…
#木枯らし
冷え切った指さきに
息吹きかけて
背中丸めてたあの日のキミ
自販機のあたたかいを押して
取り出したボトル
頬にあてれば
微笑みも緩む
木枯らしの中に見つけた
わたしの好き…は
いつもとなりにあるホッとする
キミの笑顔
#美しい
美しい世界
美しい言葉
美しい…
本当に美しいもの
全てのことに心を寄せる思い
それを見つめ
耳を傾け
包み込む
そして癒される
美しいものをたくさん見つけたい
美しい世界を築きたい
美しく生きていきたい
#この世界は
目を閉じて
それでも心を開いて
通じない言葉
だけど耳を傾けて
知ることを怖がらないで
知ろうとする努力を怠らないで
この星の呼吸を感じて
この世界の叫びに目を向けて
生きてると実感したいなら
生きる意味を知りたいなら
探し続けることさ
この世界は…
たくさんの不思議がある
キミの気づきを待っている
辿り着く世界の中心にあるものは
ひとつ
誰もの中にある真ん中は
ひとつ
そこを目指して