#夢と現実
現実から逃げていたあの頃
夢ばかり追いかけてた
夢見ることを忘れてた頃
現実にさえ絶望していた
現実に少しずつ
向き合えるようになってきて
初めて夢を心から語り
掴むことの大切さに気がついたんだ
自分の中の危うさを行ったり来たり
それでもそんな自分を好きでいたい
どんな自分も愛せる
そんな自分であれたなら…
#さよならは言わないで
明日の約束なんて
なんの意味もないことを
わたしは知ってる
明日の約束が
大切なんだとあなたは言う
あたりまえの日常も
夢見る明日も
わたしは信じはしないけど
貴方の言葉だけは信じていたい
だから
だから…
ふたりの間にサヨナラの
文字は要らない
それだけは言わないで
#光と闇の狭間で
優しい顔をした悪魔
無表情の天使
惑わされるほど
もう子供じゃないと
耳を塞ぎ眼を閉じて駆け抜けた
愚かさを認めたくなくて…
それでも今更に思えば
全てがジグザグに示された道標
決めたのは自分だったはず…
誰かの言葉
誰かのせいにするなよ…と
私の中の影が笑った
生きてることの罪深さを
吐き捨てるように…
#距離
恋の始まり
あなたを遠く感じてた
いつのまにか気がつけば
あなたはいつもそばにいて
私の世界の一部になってた
あなたとの繋がりを距離で言うより
時間の流れで語ることが自然になってた
私はあなたの世界の一部
楽しい時間は夢のように流れる
二人にいつか
あたりまえというすり込みが
小さなズレを運んできた
時間はゆがみ
ひとのこころは距離を空け
時間をやがて遠ざける
恋が時間を維持できなくなった時
あなたもわたしも疲れ切っていたの
距離を置いて取り戻せたものがある
距離の中に解き放ったものもある
距離と時間の中に
ひととひとの繋がりの物語り
生きてる世界には
それぞれの心地良い間隔があることを
あの日私たちは思い知らされた
#泣かないで
忘れたっていいの
無かったことにしてもいい
私のためになんて
苦しまないで
貴方だけには幸せでいて欲しい
その微笑みを消したくないから
だから最後は
サヨナラも言わずに別れて行くよ
泣かないでね
泣かないで…
わたしを許さなくていいから
愛だけ抱いて生きてゆくから