遥遊

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11/29/2023, 12:51:47 PM

#冬のはじまり


時が駆け足で過ぎてゆく

言葉が白く風に舞う

ほんの少しキミとの距離が

近づいただけでも

嬉しさが込み上げて来る

街には大きなもみの木が

綺麗に飾られて

遠くからの鈴の音が近づいて来るのを

待ってる

少しだけ冷えてきた指先

キミのポケットの中

キミの右手に誘われて…

今年も六花の舞う季節を二人

優しさを分け合いながら

凍てつく星あかり見つめてる

11/28/2023, 10:36:52 AM

#終わらせないで

窓の向こう

白い世界が

音も無く広がってゆく

君が弾くショパンの調べに

六花の舞

ずっと観ていたい

優しさの温度は夢へ誘う

降り積もる悲しみ

降り積もる優しさ

溶かしてはまた音さえも消してゆく

長い長い白い季節は

キミの悲しみさえ

花にかえてゆく

ずっと ずっとこのまま

きみのそばで



11/27/2023, 11:18:19 AM

#愛情

愛はかさまざま…

与える側も

受ける側も

愛のカタチ 

愛の定義も皆違う

だから愛があれば…とばかりは

いかないもの

愛は心を受けて返すこと

愛情はそこに血の通った思いやりが

介在することだと思う

愛だけでも情だけでも

独りよがりじゃ幸せには繋がることは

できない

11/26/2023, 10:37:55 AM

#微熱

騙されたフリしてただけ

傷を舐め合っただけよ

そんないいわけ

笑いながら貴方に投げた捨台詞

遊び上手なんて

誰がつけたのか

笑ってしまうわ

背中を向けたその後で

泣いてるなんて知りもしないで

心は赤い血を流してる

今ならまだ大丈夫

少しだけ熱に浮かされただけ

優しさを勘違いしただけ

遊び上手だから

次のゲームの相手を探すわ

11/25/2023, 10:28:13 AM

#太陽の下で


月明かりに微笑む月下美人

密やかに哀しみも苦しみも

受け止めて抱きしめて…

けれどキミには

向日葵が似合う

追いかけてどこまでも

悲しみなんて抱え込んじゃダメと

屈託のない笑顔で時を追い越す

太陽の下に光は広がり

太陽の下だからこそ影は

姿を現す

いつも光を纏いながら

その微笑みを見ていたい…

それは勝手な願望だけれど

影を隠しながら明るく生きてる

キミは素敵だ。

疲れた時には

夜露に紛れて泣いてもいいよ

そんな時には

キミの隣には必ず僕がいるから

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