#哀愁をそそる
黄昏れの街に
懐かしい歌が流れる
あの頃の僕は
何も手に持たず
哀しみだけを抱え
見えない明日を探してた
たわいもない言葉に傷つけられ
理不尽な価値観を押し付けられ
それでも透明な蜘蛛の糸に
縛られながらももがいて抗って…
深夜のラジオから流れる歌に
孤独の傷を癒してた
あの頃嫌いだった大人に
僕は少し染まってしまった
仕方ない…なんて言葉を隠れ蓑にして
今は先が見えて来た明日に
少しだけ楽しみながら怯えながら
生きてる
懐かしい歌が僕に語りかける
いつかまた笑って話せる日が来るさ…と
#鏡の中の自分
語りかけるのはだれ
あなたはだれ?
いつのまにか
鏡を見ることすら忘れてた
自分に目を向けることすら
何故か怖くて…
でも久しぶりに
うつむき加減の顔をあげて
恐る恐る見つめた先には
見覚えのあるよな
知らない誰か
でも鏡の前にいるのは確かに自分なのに
自分を欺き 自分に嘘をついて
笑顔(つくりわらい)の仮面で
生きてきた
その報い その代償
心を取り返せるかしら…
今からでも間に合うかしら
ナミダが頬をつたう時
鏡の顔がひび割れて崩れ落ちた
その時聴こえたのは
大切なヒトの私を呼ぶ声
#眠りにつく前に
叶わなかった夢を数える
消え去っていった
思い出を数える
泣いた数など忘れたくせに
綺麗に飾られた思い出ばかり
うつらうつら…
溶け出した哀しみや怒りに
侵された記憶を
まるで他人事のように
離れた場所けら眺めてる
何も感じたくないから
眠りの淵に腰を下ろし
深く穏やかな静けさに包まれてゆくのを待つ
# 永遠に
ステキな恋をしました
愛する意味を知りました
運命のイタズラ…
好きだけじゃどうにもならない
そんな理不尽な世界があることも
知りました
泣いて泣いて
心がズタズタになって
でも生きることをやめずに
歩いてきたのは
あなたとの約束があったから
サヨナラは言わない
0.1%の希望を抱いて
二人の運命がまたクロスする時が
来るから。
必ずいつかまた会えるからと
サヨナラの代わりに
👋またねと手を振って
わたしの魂に語りかけた
あなたの言葉を
ずっとずっと信じている
#理想郷
追い求めても
近づいても
また遠ざかる
それでも追い求め続ける事が
心のエナジー
満たされそうで満たされない
そのジレンマの先に
見えてくる世界
しずかに穏やかな微笑みをたたえて…
いつか見えるだろうか
果てしなく辿り着けそうでつけない
私への愛が満ちた世界