たろ

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5/4/2025, 6:04:50 AM

青い青い

4/29/2025, 10:31:58 AM

好きになれない、嫌いになれない

4/27/2025, 10:19:07 AM


【ふとした瞬間】

いつも明るいあなたが、僅かに静止する。
ふと訪れるその瞬間に、はたりと気が付いていつも通りに振る舞おうとする。
(何か、あったな。)
長年、傍に居てようやく解った事。
あなたは、とても人間臭い。
だと言うのに。
ひとたび動揺すると、まるで手負いの獣か気紛れな猫のよう。
(さて、どう気を引いたものかな。)
ぎこちなく常を装う背中が、物悲しそうに見える。
「和真、ちょっと手伝って欲しい。」
そっと気を引くように、手招きした。
「え、何?かっちゃん、何してるの?」
何を隠しているのか、吐き出して流れ出してしまえば、憑き物の様に落ちてくれるだろうか。
「カズくんに癒やされたいので。充電させて欲しいです。」
ひらりと手招きしたら、ふらりと近寄って来たので、そのままあなたを抱きしめた。
「えへへ。かっちゃん、お疲れ様〜。」
背中をあやす様にトントンと叩いて、あなたの香りで肺を満たす。
「和真も、お疲れ様。今日はゆっくり休もう。」
あなたの後頭部を優しく撫でながら、抵抗しようとする体を少しだけ強めに抱き締めた。
「かっちゃーん!うぅ、ズルいよぉ。」
小さく縮こまった体内に凝るモノを吐き出すように、あなたの腕が自分の背中を強く抱き締める。

今は、幼子の様に泣いて。
明日も明後日も戦えるように。

4/25/2025, 11:00:45 AM


【「こっちに恋」「愛に来て」】

いつも冷静で、周りを良く見ていて、真実を心を見透かすあなたの綺麗な目。
「和真、お疲れ様。今日と明日は、ゆっくり休もう。」
こっちに来てと招く手が蠱惑的で、ふらふらと吸い寄せられる。
(あ、マズイ。)
吸い込まれた先には、大好きで大切なあなたの香り。
「えへへ、や、まって?ヤバい、泣きそう。かっちゃん、ズルいよー!」
あなたの肩口に顔を押し付けて、あなたの香りを嗅ぐと、あなたの大きな掌が後頭部を撫でてくれる。さらに、耳元に優しい言葉が囁くように降り注いで、ビショビショに泣くハメになる。
心の中まで暴くあなたに、隠し事なんて出来ない。

せっかく笑ってやり過ごそうと思ったのに…。 あなたには敵わないのだ。

4/23/2025, 12:17:00 PM


「どこへ行こう」


ぽっかりと空いたスケジュール。
心も体も空っぽな気がして、何か詰め込まなきゃと焦ってみるものの、何も思い浮かばない。

何を望む?

自問自答してみる。
体は休めた。心はどうだろう?
何か自分以外のものに触れたい。
ありのままの飾らない自然体の…。

あなたの顔が、浮かんだ。
あなたの声が、無性に聴きたくなった。
あなたが居れば、どこへだって。
あなたさえ居てくれるなら、
どんな場所もきっと天国!

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