たろ

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4/23/2024, 10:08:52 AM

たとえ間違いだったとしても

4/21/2024, 11:03:10 AM

4/20/2024, 10:45:17 AM

何もいらない

4/19/2024, 1:50:18 PM

※閲覧注意※
IF歴史、軽率なクロスオーバー。
タイムトラベラーなモブちゃんが普通に居るよ。何でも許せる人向け。

《もしも未来を見られたら》

自分の知り得るすべてを伝える事が出来たなら、楽になるのだろうか。
「…くだらぬ。」
癖のある銀色の髪が、ふわりと風に揺らぐ。
「予見ならば、無用だ。答えが知れれば、興が失せる。つまらぬモノになり下がる。」
拒絶された様に思えて、咄嗟に俯いた。
『そう、ですか。失礼しました。』
刀を持つ無骨な掌が、俯いて頭を下げようとした顎を捕らえた。
「お前の住まう世界とやらの夢物語なら、聴かせて貰いたいが?」
頭を下げることも出来ず、そっと視線だけを上向きにすると、紫水晶色の瞳が愉しそうに細められているのが見えた。
「おもしろき事、不可思議なるモノ…。実に、興が唆る。」
喉を鳴らして、愉しげに嗤う姿が様になっていて、敵わないと思い知らされる。
『まずは、何を話しましょうか…。』
転ばぬ先の杖を望む人ではない事が解った。
「…待て。あまねを呼ぶ。」
先の事を、先立つモノに換える気もないようだ。
『えぇ、待ちますとも。』
大好きな人と、非現実的な夢物語を聴く。
純粋な興味だけが感じられて、何を話そうかとワクワクしている自分が居ることに気が付いた。

4/18/2024, 10:17:07 AM

※閲覧注意※
軽率なクロスオーバーとIF歴史。
何でも許せる人向け。

《無色の世界》

(どうして、こんなことに…?)
自分でなければならなかった理由は特になく、単に馴染みが良いと言う相性の良さだけ。
(体の相性が良いだけ、単なる容れ物の代わり。)
期待などしてはいけない。むしろ、不敬で首が飛ぶかもしれない。
(ダメだ、余計な事は考えない様にしなきゃ。)
色のない世界が、目前に揺蕩う。
花の香りも、誰かの笑い声も、聴こえては来ない。


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