ありがとう、ごめんね
「ありがとう、ごめんね」
あなたはその言葉を言い残して
この世界から旅立った
あの時
私にできたことはあったのに
あの時
私にすることがあったのに
今でも
自分を責めている
どうしたの?
何があったの?
大丈夫だよ
なんでも話していいよ
そうやって
あなたのことを慰めてあげていれば
あなたのことを受け止めてあげていれば
あなたは今生きていたの?
ごめんね
ごめんね
何もできなくてごめんね
気づいてあげられなくてごめんね
謝っても謝りきれない
本当にごめんなさい
もう
「ありがとう、ごめんね」
といって
この世界から旅立つ子がいなくなるように
今日も私は願っています
部屋の片隅で
部屋の片隅で
怯えているの
お母さんとお父さんが
喧嘩をやめるまで
毎日毎日
喧嘩をしてる
お父さんが不倫をして
お母さんは怒ってばっか
ああ
誰もいないところに行きたい
部屋の片隅で
震えているの
お母さんとお父さんが
言い合いをやめるまで
毎日毎日
言い合いをしている
お母さんが愚痴を言って
お父さんはそれに言い返している
ああ
誰も知らないところに行きたい
毎日毎日
うんざり
ああ
早く離婚してくれないかな
逆さま
ああ
世界が逆さまだ
もうこれで最後だ
ああ
目がまわる
変な感じがする
ぐにゃぐにゃする
もう痛みもわからない
ああ
ここで私は死ぬんだ
今までみんな
ありがとう…
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戦争中、役6万人が吊し上げにされアメリカ兵に、
暴力・暴言・殺害をされました。
このことをこれからも伝えていきましょう
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眠れないほど
眠れないほど
胸が苦しいの
こんなになったの初めて
こんなにあなたを思うなんて
ああ
あの時ああすればよかったな
ああ
あの時こうすればよかったな
きっと
今思い返しても無駄だよね
眠れないほど
心が痛いの
こんなになったの初めて
こんなにあなたを思い返すなんて
ああ
あの時ああすればよかったな
ああ
あの時こうすればよかったな
きっと
今思い返しても意味ないよね
眠れないほど
眠れないほど
苦しいの
ああ
あなたに別れなんて言わなければよかった
夢と現実
朝が来た
「おはよう」
「ええ」
妻がいつものように席に着いている
「あれ、君のご飯は?」
いつも用意しているはずの妻のご飯がない
「それは…あなたを食べるからよ!!!!」
ガバッ
どうやら夢だったらしい
「なんだ、よかった…」
でも食べられた時の感覚
まるで嘘じゃない本物のような感じだった
「もう起きよう…」
「おはよう」
「ええ」
妻がいつものように席に着いている
よかった
ちゃんとご飯もある
「いただきます!」
「残さず食べてねー」
その時
グラッ
「地震?」
グラグラグラ
ガラガラ
屋根が落ちてきた!
「あなた!」
ガバッ
どうやらまた夢だったらしい
「なんだよかった…」
こうきてくると
今は夢か現実かわからなくなってくる