眠れないほど
眠れないほど
胸が苦しいの
こんなになったの初めて
こんなにあなたを思うなんて
ああ
あの時ああすればよかったな
ああ
あの時こうすればよかったな
きっと
今思い返しても無駄だよね
眠れないほど
心が痛いの
こんなになったの初めて
こんなにあなたを思い返すなんて
ああ
あの時ああすればよかったな
ああ
あの時こうすればよかったな
きっと
今思い返しても意味ないよね
眠れないほど
眠れないほど
苦しいの
ああ
あなたに別れなんて言わなければよかった
夢と現実
朝が来た
「おはよう」
「ええ」
妻がいつものように席に着いている
「あれ、君のご飯は?」
いつも用意しているはずの妻のご飯がない
「それは…あなたを食べるからよ!!!!」
ガバッ
どうやら夢だったらしい
「なんだ、よかった…」
でも食べられた時の感覚
まるで嘘じゃない本物のような感じだった
「もう起きよう…」
「おはよう」
「ええ」
妻がいつものように席に着いている
よかった
ちゃんとご飯もある
「いただきます!」
「残さず食べてねー」
その時
グラッ
「地震?」
グラグラグラ
ガラガラ
屋根が落ちてきた!
「あなた!」
ガバッ
どうやらまた夢だったらしい
「なんだよかった…」
こうきてくると
今は夢か現実かわからなくなってくる
さよならは言わないで
ただ
光の中で探していた
「愛」というものを
愛を知ってみたい
少しだけ生きていたいな
そんなことは叶わないけど
君に
まだ「愛」を伝えられてなかったな
だから
さよならは言わないで
ただ
闇の中で探していた
「明日」というものを
明日を知ってみたい
少しだけ生きていたいよ
そんなことは叶わないけど
君と
まだ「明日」を歩けていなかったな
だから
さよならは言わないで
辛いぐらいさ
泣きたいぐらいさ
死にたいぐらいさ
今まで頑張ってきたから
もう何もわからないや
だから
最後に君に会えてよかった
こんな私でごめんね
こんな最後でごめんね
こんな辛くてごめんね
いろんなことに
君に
ありがとう
「一生忘れない。大好きだよ!!」
さよならは言わないでね
光と闇の狭間で
あるところに光と闇がいました
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僕は光
光の役割は
花を育て
動物を起こし
人間の1日を始めさせる
私は闇
闇の役割は
花を静まらせ
動物を寝させ
人間の1日を終わらせる
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光と闇は思いました
「あっちの世界の子に会いたいな」
光が闇に触れると跳ね返されました
闇が光に触れると跳ね返されました
光は知恵を絞って
夜に咲く花を闇にプレゼントしました
闇は知恵を絞って
朝に咲く花を光にプレゼントしました
二人は嬉しがり
もらった花をたくさん増やしました
そして二人の手が触れ合った瞬間
二人の境界線をなくす線がなくなり
二人が会える
夕方の時間が作り出されました
二人は言いました
「これからもこの時間、この場所で会おうね」
距離
この距離感は一体何?
どうしてあの日のように
お互いくっつくことができなくなったの?
あの頃は毎日くっついて
映画を見たり
本を読んだり
お話ししたり
手を繋いだり
笑い合ったり
お出かけした
ねぇ
もうあの頃には戻れない?
答えてよ
このたったの
30cm
私には
とっても遠くに
あなたが見える