『君と見た景色』
君と見た景色は、どれもこれも全て鮮明に覚えているよ。
桜、虹、海、紅葉、雪…。
君は自然の風景を見るのが好きだったよね。
私の隣で景色を眺める君はいつも笑ってた。
写真を撮るのも好きだった君は、お気に入りの一眼レフカメラで風景と、私の写真も撮ってくれたね。
私は写真を撮られるのはあまり好きではないけど、君が撮ってくれたときはなぜか嫌な気持ちはしなくて。
私の誕生日に、今まで撮った写真をアルバムにしてプレゼントしてくれたよね。
今でも大切に取ってあるんだよ。
…でもね、君と見た景色は全部鮮明に覚えているのに、君の笑顔だけはなぜか思い出せないんだ。
なんだかもやがかかっているみたいで、はっきり思い出せない。
そういえば、自分は恥ずかしいからって君が映った写真は撮らせてくれなかったね。
なんで?最初からこうなること、分かってたの?
もう一度、私の隣で笑う君が見たいよ…。
『約束』
後日書きます。
『ありがとう』
私今日、誕生日なので
祝ってくれたみんなに言います。
"ありがとう"
『冬休み』
2週間ちょっとしかない冬休みってあっという間なんだよな。
しかも、その"2週間ちょっと"にクリスマスも大晦日も正月も含まれてて。
私はたいした予定もありませんし、クリスマスに会ってくれる人もおりませんでしたからずっと家でダラダラしてるだけなんですが。
でもその時間も幸せだったりして。
まあ、まだ宿題にほとんど手を付けていない私はこのあと地獄を見るんでしょうけどね。笑
もう年明けて気づけば始業式ですよ。
同じ人、います?
もしいたら一緒に頑張りましょう。
『ベルの音』
ベルの音が聞こえる。非常ベルの音。
ここはマンション、近くの部屋で火事が起きたらしい。
はやく逃げなければ。
だが火の手はすぐそこまで迫っており、煙も充満していて視界も悪い。息も苦しい。
だんだん視界がぼやけてきた。やばい、体に力が入らない。
あぁ、明日は彼女の誕生日なのに。
プロポーズしようと思って、指輪も買ってたのになぁ。
悔しいが、もう俺はダメらしい。
意識が遠のいていく。
未だに甲高く鳴り続ける非常ベルの音だけが、廊下に虚しく響いていた。