9/19/2024, 11:50:54 AM
家に帰る途中、ノートを拾った。
無印良品のノート。あの茶色いやつ。値段シールまではってある。
なんかちょっとふやけた跡があるし。なんだこれ。
なんでこんなところに落とすやつがいるんだ?と思ったけど、なんとなく気になったので拾って、中身を覗いてみた。
なんだ、なにも書いてないじゃないか。パラパラめくってみたけど、なんにも書いてない。でもなんか見覚えがあるな……。
と思ってみたけど、なんにも書いてない無印良品のノートならそりゃそうか。そう思ってノートを元あった場所に戻し、歩みを進める。
家に帰って、母にノートの話をした。
「……ってことがあってさぁ、なんか思わせぶりだったんだよねぇ」
「ねぇそれって」
「せめてなんか書いてろよ!って思わない?誰かの黒歴史とか書いてたら良かったのになぁ」
「ねぇそれってさぁ」
「ん?なに?」
「昨日あんたが落としたって言ってたやつじゃない?」
あ、そういえば落としたわ…
マズイ、やったわ。ハズい。
白い目で見てくる母。
あーあ、時間よとまれ。
9/17/2024, 11:51:13 AM
どこまでとも見えない、広い、広い花畑に、いる。
あまり詳しくないが、これはスミレだろうな。むらさき色の花弁が、白く朗らかな太陽の光を反射し膨らむ。
あまりに花が温かいので、つい横になってしまった。側を流れる小川の細かなせせらぎが、より近くに聞こえる。花粉と草が混ざった匂いが鼻腔をくすぐる。花とは反対にひんやりした地面。しばらく横になっていると、地面は自分の存在を認めて、徐々に温くなっていく。
そういったことを想像し、春の中で私は眠る。
9/16/2024, 11:49:39 AM
泣く空に投げた指輪
雨粒となって河床の宝となりゆく
9/15/2024, 11:51:24 AM
友だちとのLINEはあんなに軽いのに
君とはまるでジオードのよう
9/14/2024, 1:21:41 PM
クレヨンを持つ子どものように前を向くキミを
見続けようと思うんだ。